第31話:タンクローリーを停車せよ

チャプタ―1

ここは、異次元である。

そこには、動とベアックが居た。

「ベアックよ。今回は、お前に任せる。」

「作戦の準備は、整っております。」

「そうか。ならば、行くが良い。」

「仰せのままに。」

チャプタ―2

ここは、本部である。

「巡回に行って来ます。」

「おう。行って来な。」

「気を付けてね。」

俺は、ホックスゲKに乗って、巡回へ向かった。

チャプタ―3

ここは、インターチェンジである。

そこには、ベアックとガソリンのバフ獣「バフガソリン」が居た。

「さてと、バフガソリン。タンクローリーを暴走させて来い。」

「御安い御用です。」

バフガソリンは、タンクローリーをこじ開けて、乗り込んだ。

「クククッ。このタンクローリーを炎幻衝状態にして突っ込めば。」

バフガソリンは、タンクローリーを猛スピードで走らせ始めた。

チャプタ―4

その頃、俺は、ホックスゲKに乗って、ジャンクションを走っていた。

「ん、何で、燃えているんだ?」

「妙にガソリン臭いぞ。」

「あのタンクローリーか。」

「停められるのか?」

「そうするしかねえな。」

「どうやって?」

「俺の幻衝力でな。ふっ。」

チャプタ―5

「もっと、出ねえのかな?」

バフガソリンは、タンクローリーの速度を限界値まで加速させた。

「おらおら、退け退けーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「あのタンクローリーか。羅刹の牙。」

俺は、両手から、冷気を放って、タンクローリーを凍結して停車させた。

チャプタ―6

「あれ? 動かねえ。ちっ。」

バフガソリンは、タンクローリーを降りた。

「そこまでだ。羅刹共鳴。」

俺は、忍者羅刹に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を断つ忍。殺生の忍者羅刹。見参。」

「ブガイシャ。」

バフガソリンは、十体ものブガイシャを召喚した。

「アイターッ。」

「こんなもんでどうだ?」

俺は、手裏剣でブガイシャ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―7

「炎のブレス。幻衝力バーナー。」

バフガソリンは、幻衝力の炎を放った。

「ウワーッ。」

「クククッ。もっと熱くしてくれる。」

その時、俺は、消火器を見つけた。

「あれで、停められるかも。」

俺は、消火器を噴射した。

「ウワーッ。ん、しまった。火が着かない。」

「忍法:風迅炎。」

俺は、飛び上がってから唱えた。

「ウワーッ。何だ、今の風は?」

「羅刹丸。」

俺は、羅刹丸を両手で持って構えた。

「斬幻衝。羅刹斬輪。」

俺は、バフガソリンを一刀両断した。

「ギャーッ。」

バフガソリンは、爆発して消え去った。

「巡回終了。」

チャプタ―8

そこへ、ブラストがやって来た。

「へへへーんだ。破壊の針。」

ブラストは、バフガソリンを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。ホックスゲビースト。」

俺は、召喚したホックスゲビーストに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、ホックスゲビーストを人型に変形させた。

「ホックスゲフリート。」

チャプタ―9

「燃えてしまえ。幻衝力バーナー。」

バフガソリンは、幻衝力の炎を放ったが、ホックスゲフリートは、

ホックスゲシールドという名の盾で、防ぎきった。

「あのバーナーさえ、壊せれば。」

「バーナーを? そうだ、日差しに当てれば。」

「何を話している? 二人とも消えな。」

バフガソリンは、幻衝力の炎を放った。

「ウワーッ。やっぱり、熱い。」

「耐えるしかない。ん、来たな。」

ホックスゲフリートは、そこを退いた。

すると、直射日光が、ビルの窓ガラスに反射して、

バフガソリンに直撃した。

「あ、あ、暑ぢーい。」

バフガソリンは、大爆発した。

「ホックスゲファング。」

ホックスゲフリートは、ホックスゲファングを右手に装着した。

「拳幻衝。ホックスゲトルネドドライブ。」

ホックスゲフリートは、バフガソリンに拳を決めた。

「ギャーッ。」

バフガソリンは、爆発して消え去った。

チャプタ―10

五分後、そこへ、小々柄と弐がやって来た。

「何だ、この状況は?」

「車が何台も、真っ黒焦げ。」

「あのタンクローリーに乗っていた奴の仕業さ。」

「それにしても、何で凍っている?」

「冷たーい。」

「ああするしか停めようがなかった。」

「どうやったら、あんな事になる?」

「不思議だよね。」

「気にするな。」

チャプタ―11

ここは、異次元である。

「マリモン様。何でございますか?」

「動よ。この刀を使え。」

マリモンは、動に恐魔丸という名の刀を授けた。

「こ、これは、伝説の刀。恐魔丸。」

「そうだ。恐魔丸という武将が愛用していた刀だ。クククッ。」

「ありがたき幸せ。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る