第29話:ホックスゲK

チャプタ―1

ここは、本部である。

俺は、ソファーで爆睡していた。

「ZZZ・・・。」

そこへ、弐がやって来た。

「吹。交代の時間よ。行って来て。」

「ふああーっ。理解った。」

俺は、スクーターに乗って、巡回へ向かった。

チャプタ―2

ここは、異次元である。

そこには、動とベアックとロフレシュが居た。

「次は、どうする? クククッ。」

「タイヤを使おうかと。」

「あっけない力をそれで。」

「行くが良い。マリモン様の為だ。」

「仰せのままに。」

ベアックとロフレシュは、消えるように去って行った。

チャプタ―3

ここは、異次元である。

そこには、動とベアックとロフレシュが居た。

「次は、どうする? クククッ。」

「タイヤを使おうかと。」

「あっけない力をそれで。」

「行くが良い。マリモン様の為だ。」

「仰せのままに。」

ベアックとロフレシュは、消えるように去って行った。

チャプタ―4

俺が、スクーターに乗って走っていると、そこへ、

複数のタイヤが転がって来た。

「スクーターを身代わりにして、避けよう。」

俺は、スクーターを降りて、しのいだ。

「ふーっ。危なかった。でも、何で、タイヤが?」

俺は、タイヤの痕跡を辿って行った。

チャプタ―5

「クククッ。出でよ、バフ獣「バフタイヤ」。」

ベアックは、タイヤのバフ獣バフタイヤを出現させた。

「御命令を。」

「破壊しまくれ。」

「仰せのままに。」

バフタイヤは、ジャンクション周辺を破壊し始めた。

「ウワーッ。キャーッ。」

チャプタ―6

俺は、ジャンクションへ辿り着いた。

「あいつの仕業か。羅刹共鳴。」

俺は、忍者羅刹に変身した。

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を断つ忍。殺生の忍者羅刹。見参。」

「ブガイシャ。」

バフタイヤは、十体ものブガイシャを召喚した。

「アイターッ。」

「これで、どうだ?」

俺は、手裏剣で、ブガイシャ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―7

「大きいタイヤだ。輪幻衝。」

バフタイヤは、巨大なタイヤを放った。

「ウワーッ。重い。」

「クククッ。そのまま、潰れろ。」

「そうは、いかねえな。ホックスゲブラスター。

 戻幻衝。リターンシュート。」

俺は、巨大なタイヤを跳ね返した。

「な、何っ? ウワーッ。」

巨大なタイヤは、バフタイヤの目の前で爆発した。

「ヌオワーッ。」

「羅刹丸。」

俺は、羅刹丸を両手で持って構えた。

「斬幻衝。羅刹斬輪。」

俺は、バフタイヤを一刀両断した。

「ギャーッ。」

バフタイヤは、爆発して消え去った。

「巡回終了。」

チャプタ―8

そこへ、ブラストがやって来た。

「クククッ。また、てめえか。破壊の針。」

ブラストは、バフタイヤを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。ホックスゲビースト。」

俺は、召喚したホックスゲビーストに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、ホックスゲビーストを人型に変形させた。

「ホックスゲフリート。」

チャプタ―9

「圧し潰してくれる。輪幻衝。」

バフタイヤは、巨大なタイヤを放った。

「ウワーッ。何て重さだ。」

「このタイヤさえ、どうにかすれば・・・。」

そこへ、一台の獣らしき姿をしたスクーターがやって来た。

「バフタイヤ。こっちだ。へへへーん。」

「んだと?」

「このホックスゲKについて来れるかな?」

「ウ、ウワーッ。」

バフタイヤは、ずっこけた。

「ホックスゲフリート。いくぞ。」

「ああ。返そう。おりゃーっ。」

ホックスゲフリートは、巨大なタイヤを投げ返した。

巨大なタイヤは、バフタイヤの目の前で爆発した。

「グヘーッ。」

「ホックスゲファング。」

ホックスゲフリートは、右手にホックスゲファングを装着した。

「拳幻衝。ホックスゲトルネドドライブ。」

ホックスゲフリートは、バフタイヤに拳を決めた。

「ギャーッ。」

バフタイヤは、爆発して消え去った。

チャプタ―10

ここは、異次元である。

「動よ。苦戦しているらしいな。」

「はい。忍者羅刹という邪魔者が。」

「クククッ。面白い。もう少し、見物していようではないか。」

「仰せのままに。」

チャプタ―11

ここは、本部である。

俺は、ワンタンメンを食べていた。

「うまいな、この企業のワンタンメン。」

そこへ、小々柄がやって来た。

「よく飽きないな。ラーメンは?」

「済まん。ワンタンメンしか食べられないんだ。」

「えっ?」

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