第19話:胴体着陸せよ
チャプタ―1
ここは、空港である。
「今日も、フライトや。暑いで。」
「もう、半年も経ってるな。」
「こんな時は、アイスに限る。」
「40度もあるやん。」
「どおりで、暑いわけだ。」
「夏バテに注意ね。」
チャプタ―2
ここは、館である。
そこには、楫とグラビティーとハルピュイルが居た。
「旅客機を一機、盗んで来い。」
「乗客を人質に?」
「それは、さすがにまずいのでは?」
「さっさと実行に移せ。」
「仰せのままに。」
チャプタ―3
その頃、わいは、ピロットJに乗って、
泉岳寺辺りを走っておった。
「良くぶつからへんな。」
「速度を守っているからな。」
「慣れもあるんか?」
「ああ。そんなものさ。」
チャプタ―4
ここは、麻布台である。
グラビティーとハルピュイルは、嫌がらせの力を回収していた。
「こんな力を持っているとは。」
「使えないのにね。フフフッ。」
「ウワーッ。キャーッ。」
チャプタ―5
ここは、空港である。
「もう、フライトの時間かいな。」
「喋っている暇は無い。」
「急ぎましょう。」
わい達は、どうにか間に合った。
チャプタ―6
グラビティーは、旅客機の上にやって来た。
「ここで良い。出でよ、アォスラ獣「アォスラドラチェ」。」
グラビティーは、ドラゴンのアォスラ獣アォスラドラチェを誕生させた。
「木端微塵にしてみせましょう。」
アォスラドラチェは、旅客機を破壊し始めた。
「ウワーッ。キャーッ。」
チャプタ―7
「何や、今の音は?」
「タ、タイヤが破損?」
「わいが行ったる。胴体着陸は、知っとるよな。」
「でも、俺、やった事がない。」
「乗客は、私に任せて。洞。発径。頼んだわ。」
「ほな、決行や。」
「あっ、おい。行っちゃった。」
わいは、外へ出た。
「邪龍覚醒。」
わいは、忍者ハイブリッド ヘイストモードに変身した。
チャプタ―8
「後は、両エンジンを。」
「そこまでや。」
「な、何者だ?」
「破壊を裂く忍。暗黒の忍者ハイブリッド参上や。」
「ヤロウタチ。」
アォスラドラチェは、十体ものヤロウタチを召喚した。
「アカーッ。」
「そりゃーっ。」
わいは、手裏剣でヤロウタチを一掃した。
「キエーッ。」
チャプタ―9
「喰らえ。はーっ。」
アォスラドラチェは、黄色いブレスを吐き出した。
「ウワーッ。」
「へへへーん。落下させてやる。」
アォスラドラチェは、俺の腕を何度も踏み付けた。
「ウワーッ。突幻衝。でやーっ。」
わいは、幻衝力をまとって、アォスラドラチェに体当たりを喰らわせた。
「ウワーッ。飛んで逃走。」
アォスラドラチェは、羽ばたき始めた。
「させへんで。ピロットバルカン。」
わいは、ピロットバルカンを構えた。
「ピロットメギドバーニング。」
わいは、アォスラドラチェを狙撃した。
「ギャーッ。」
アォスラドラチェは、爆発して消え去った。
「着陸。」
チャプタ―10
「止まれーっ。」
発径は、胴体着陸を成功させた。
そこへ、ブラストがやって来た。
「やるな。破壊のたいまつ。」
ブラストは、アォスラドラチェを蘇生し巨大化させてから、
常盤町に出現させた。
「グオーッ。」
「ウワーッ。キャーッ。」
「召幻衝。ピロットカーヴス。」
わいは、召喚したピロットカーヴスに飛び乗った。
「カイザーモード。」
わいは、ピロットカーヴスを人型に変形させた。
「ピロットフリート。」
チャプタ―11
「喰らえ。そりゃーっ。」
アォスラドラチェは、両翼で、ピロットフリートを斬り裂いた。
「ウワーッ。何て速さなん?」
「あの両翼さえ、斬れれば。」
「何を話している? 鋭幻衝。連幻衝。乱幻衝。」
アォスラドラチェは、剣の刃を鋭くしてから、
ピロットフリートを斬りまくった。
「ウワーッ。ピロットシミター。ピロットシールド。」
「そういう事か。良いぞ。」
ピロットフリートは、ピロットシールドを左手に、
ピロットシミターを右手で持って構えた。
「斬幻衝。連幻衝。乱幻衝。」
ピロットフリートは、アォスラドラチェを斬りまくった。
「ヌオワーッ。」
「斬幻衝。ピロットメギドスライザー。」
ピロットフリートは、アォスラドラチェを一刀両断した。
「ギャーッ。」
アォスラドラチェは、爆発して消え去った。
チャプタ―12
「うまくいったようやな。」
「こ、怖かった。」
「胴体着陸だったし・・・。」
「よーし。海鮮まんでも買いに行くか?」
「そんな、気分じゃない。」
「それは、言えてるね。」
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