第18話:ヘイストモード

チャプタ―1

ここは、宇宙である。

そこには、楫が居た。

「やっと、御光臨なされましたか。」

そこへ、クリスタリィーがやって来た。

「おお。ここが地球とやらか。」

「そうでございます。」

「苦戦しているようだな。」

「はい。忍者ハイブリッドという名の邪魔者が。」

「クククッ。見ておれ。」

チャプタ―2

ここは、空港である。

「やっぱ、朝のフライトは、気持ち良えな。」

「今のところ、順調と。」

「問題無しって、事ね。」

「次のフライトは、何時や?」

「夕方の二時だ。」

「後、一時間って訳ね。」

チャプタ―3

クリスタリィーは、グラビティーとハルピュイルを召喚した。

「お前達に、我が力を与えよう。」

「どなた様で?」

「クリスタリィー様?」

「そうだ。じっとしておれ。」

クリスタリィーは、グラビティーとハルピュイルをパワーアップさせた。

「凄いパワーだ。」

「素晴らしい力。」

チャプタ―4

ここは、旅客機の中である。

「視界良好。気圧もちょうど良え。」

「後、五分で、着陸か。」

「シートベルトをお締め下さい。」

「おっ、見えて来たで。」

「車輪を出して、と。」

「着いたーっ。」

旅客機は、無事、着陸した。

チャプタ―5

そこへ、グラビティーがやって来た。

「嫌がらせの力で、出でよ、アォスラ獣「アォスラクロコディリア」。」

グラビティーは、ワニのアォスラ獣アォスラクロコディリアを誕生させた。

「任せときな。」

アォスラクロコディリアは、旅客機の主翼を食べ始めた。

「あいつを止めないと。邪龍覚醒。」

わいは、忍者ハイブリッドに変身した。

チャプタ―6

「おりゃーっ。」

わいは、アォスラクロコディリアを蹴り落した。

「な、何をする? ウワーッ。」

「そこまでや。」

「な、何者だ?」

「破壊を裂く忍。暗黒の忍者ハイブリッド。参上や。」

「ヤロウタチ。」

アォスラクロコディリアは、十体ものヤロウタチを召喚した。

「アカーッ。」

「また出おって。そりゃーっ。」

わいは、手裏剣で、ヤロウタチ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―7

「砕幻衝。おりゃーっ。」

アォスラクロコディリアは、噛み砕くのを想像して術を放った。

「ウワーッ。強え奴ちゃな。」

「クククッ。喰らえ。」

アォスラクロコディリアは、わいに噛みつきおった。

「ウワーッ。忍法:炎迅炎。」

わいは、炎迅炎をアォスラクロコディリアの口の中へ投げ込んだ。

「うまい。もっと、喰わせろ。」

「バカか、あいつは?」

チャプタ―8

そこへ、ルシファーがやって来た。

「洞。お前に私の力を与える。」

「何や、いきなり?」

「すぐに理解る。はーっ。」

ルシファーは、わいをパワーアップさせた。

「ヘイストモード。」

「洞。またな。」

ルシファーは、空の彼方へ飛び去った。

「何だ、その姿は?」

「ヘイストモードって、やつや。」

「砕幻衝。おりゃーっ。」

「ピロットバルカン。」

わいは、狙撃で、術を打ち消した。

「何ーっ?」

アォスラクロコディリアは、開いた口が塞がらなかった。

「ピロットメギドバーニング。」

わいは、アォスラクロコディリアを狙撃した。

「ギャーッ。」

アォスラクロコディリアは、爆発して消え去った。

「着陸。」

チャプタ―9

そこへ、ブラストがやって来た。

「へへへーんだ。破壊のたいまつ。」

ブラストは、アォスラクロコディリアを蘇生し巨大化させた。

「召幻衝。ピロットカーヴス。」

わいは、召喚したピロットカーヴスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

わいは、ピロットカーヴスを人型に変形させた。

「ピロットフリート。」

チャプタ―10

「砕幻衝。おりゃーっ。」

アォスラクロコディリアは、噛み砕くのを想像して術を放った。

「ウワーッ。何て食欲や。」

「あの口さえ、何とかすれば。」

「頂きます。」

アォスラクロコディリアは、ピロットフリートに噛み付いた。

「ピロットフリート。大丈夫かいな?」

「ああ。このまま、変電所へ。」

ピロットフリートは、変電所の電線に、アォスラクロコディリアを接触させた。

「ヌオワーッ。」

「ピロットフリート。やるやないか。」

「洞。ピロットシミターだ。」

「剣幻衝。ピロットシミター。」

わいが、そう叫ぶと、ピロットシミターという名の剣が出現し、

ピロットフリートは、それを右手で持って構えた。

「喰ってくれる。おりゃーっ。」

「斬幻衝。ピロットメギドスライザー。」

ピロットフリートは、突撃して来たアォスラクロコディリアを横に一刀両断した。

「ギャーッ。」

アォスラクロコディリアは、爆発して消え去った。

チャプタ―11

ここは、館である。

そこには、楫とグラビティーが居た。

「奴もパワーアップしたか。」

「ヘイストモードとかいうモードで。」

「一人づつは、無理か。ハルピュイルとともに実行するが良い。」

「仰せのままに。」

チャプタ―12

わいは、ピロットJに乗って、上野辺りを走っていた。

「外は、やっぱり良えわ。」

「洞。お前、海鮮まん臭いぞ。」

「悪い。毎日なもんで。」

わいのその台詞に、ピロットJは、引いた。

「な、何でもない。」

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