第17話:忍法:炎迅炎

チャプタ―1

ここは、空港内の寝室である。

「ん、ここは、何処だ?」

そこへ、誰かがやって来た。

「洞。初めまして。ルシファーだ。」

「ルシファー?」

「私と素手で勝負しろ。」

「ほな、いくで。」

わいは、拳や蹴りを次々と放ったが、当たらへんかった。

「ふっ。仕方ない。鍛えてやろう。」

ルシファーは、わいを起こした。

「何で、居るん?」

「細かい事は、気にするな。」

チャプタ―2

ここは、館である。

そこには、楫とグラビティーとハルピュイルが居た。

「旅客機用の人工ダイヤを盗んで来い。」

「人工ダイヤか。興味ねえな。」

「このハルピュイルに御任せを。」

ハルピュイルは、消えるように去って行った。

チャプタ―3

ここは、蒲田である。

わいは、ルシファーに鍛えられておった。

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

「攻撃力は、OKとして、あれを取って来い。」

ルシファーは、一つの巻き物を指差した。

「何や、あの巻き物みたいな物は?」

「忍法:炎迅炎だ。」

炎迅炎までの道は、炎に包まれた。

「行ったるで。でやーっ。」

わいは、強行突破して、炎迅炎を入手した。

「やるな。それに、この炎は、幻覚さ。」

わいは、その台詞を聞いた途端、力が抜けた。

チャプタ―4

ここは、空港である。

「洞の奴、遅いな。」

「何処に行ったんだろう?」

「後一時間しかないな。」

「かなり、まずいよね。」

チャプタ―5

その頃、わいは、ピロットJに乗って、空港へ向かっていた。

「フライトまで、後三十分しかないやん。」

「焦るな。後五分で着くはずだ。」

「早う言うてくれや。」

「おっ。見えて来たぜ。」

わいは、空港へ到着した。

チャプタ―6

ここは、格納庫である。

そこには、ハルピュイルが居て、ヤロウタチ達に、人工ダイヤを盗ませていた。

「フフフッ。これで、全部ね。」

「アカーッ。」

「後は、嫌がらせの力で、アォスラ獣を誕生させるだけ。出でよ、

 アォスラ獣「アォスラテスツディネス」。」

ハルピュイルは、亀のアォスラ獣アォスラテスツディネスを誕生させた。

「この建物を粉砕しちゃって。」

「御任せを。」

チャプタ―7

ここは、空港である。

「遅れてしもうて、御免。」

「ぎりぎりだったぞ。」

「早く行きましょう。」

そこへ、大勢の人達が走って逃げて来た。

「ウワーッ。キャーッ。」

「一体、何が起きたんや?」

「何か来たぞ。」

「二人とも、逃げるわよ。」

「わいが、喰い止めたる。」

「任せたぞ。」

「気を付けてね。」

発径と津留美は、走り去って行った。

チャプタ―8

「邪龍覚醒。」

わいは、忍者ハイブリッドに変身した。

「凍らせてくれる。」

「そこまでや。」

「な、何者だ?」

「破壊を裂く忍。暗黒の忍者ハイブリッド。参上や。」

「ヤロウタチ。」

アォスラテスツディネスは、十体ものヤロウタチを召喚した。

「アカーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

わいは、拳や蹴りで、ヤロウタチ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―9

「喰らえ。凍幻衝。」

アォスラテスツディネスは、凍結を想像して術を放った。

「冷たっ。凍っとるやん。」

「氷の彫刻にしてやる。」

「ピロットブラスター。シュート。」

わいは、アォスラテスツディネスを狙撃したが、甲羅で防がれた。

「はーっ。」

アォスラテスツディネスは、氷のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。ん、そうや、この巻き物で。」

わいは、空中へ飛び上がった。

「忍法:炎迅炎。」

わいが、その巻き物を唱えると、アォスラテスツディネスは、大爆発した。

「ヌオワーッ。」

「ルシファーフィスト。」

わいは、ルシファーフィストを右手に装着した。

「拳幻衝。カオスフレアインジェクター。」

わいは、アォスラテスツディネスに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アォスラテスツディネスは、爆発して消え去った。

「着陸。」

チャプタ―10

そこへ、ブラストがやって来た。

「またか。破壊のたいまつ。」

ブラストは、アォスラテスツディネスを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。ピロットカーヴス。」

わいは、召喚したピロットカーブスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

わいは、ピロットカーヴスを人型に変形させた。

「ピロットフリート。」

チャプタ―11

「はーっ。」

アォスラテスツディネスは、氷のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。めっちゃ冷たーっ。」

「氷属性という訳か。」

「氷の彫刻にしてくれる。凍幻衝。」

アォスラテスツディネスは、凍結を想像して術を放った。

「そうはいくか。ピロットシールド。反幻衝。」

「跳ね返せそうだ。」

ピロットフリートは、術を跳ね返した。

すると、アォスラテスツディネスは、凍り付いた。

「ピロットファング。」

ピロットフリートは、ピロットファングを右手に装着した。

「拳幻衝。ピロットメギドドライブ。」

ピロットフリートは、アォスラテスツディネスに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アォスラテスツディネスは、爆発して消え去った。

チャプタ―12

ここは、館である。

そこには、楫とグラビティーとハルピュイルが居た。

「クククッ。またのようだな。」

「申し訳ございません。」

「もう少し強いのでなら・・・。」

「良いだろう。もうそろそろ、クリスタリィー様が御光臨のはずだ。」

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