第16話:ピロットJ

チャプタ―1

ここは、空港である。

「ここが、第5ターミナルやな。」

「ああ。販売店だらけだけどな。」

「次のフライトまで、四時間もあるけど?」

「それまで、暇やし、腹ごしらえや。」

「何を食べるんだ?」

「中華か和食よ。」

「海鮮まんや。」

「それじゃ、中華に決定だ。」

「行きましょう、行きましょう。」

チャプタ―2

ここは、空港である。

わい達は、外の広場で、昼食を食べていた。

「めっちゃうまいで。この海鮮まん。」

「ギョーザと春巻きもな。」

「フカヒレ弁当なのに、950円か。」

「全て食券機なやんて、びっくりや。」

「珍しくはないと思うけど。」

「もう、食えまふぇーん。」

チャプタ―4

ここは、空港の外である。

そこには、グラビティーとハルピュイルが居た。

「クククッ。こんなにあるとは。」

「さっさと集めましょう。」

グラビティー達は、嫌がらせの力を回収した。

「これで、充分だ。出でよ、アォスラ獣「アォスラカメレオ二ダエ」。」

グラビティーは、カメレオンのアォスラ獣アォスラカメレオニダエを誕生させた。

「御任せを。」

チャプタ―5

ここは、空港である。

わいは、缶コーヒーを飲んでいた。

「この缶コーヒー。なかなかのもんやで。」

しばらくすると、突然ガラスが割れた。

「何や何や?」

「ウワーッ。キャーッ。」

「急いだ方が良さそうや。邪龍覚醒。」

わいは、忍者ハイブリッドに変身した。

「何か居りそうやな。」

わいは、とりあえず、手裏剣を投げてみた。

「ウワーッ。痛-っ。」

「ガラスを割ったのは、お前やな?」

「な、何者だ?」

「破壊を裂く忍。暗黒の忍者ハイブリッド。参上や。」

「へっ。じゃあな。」

アォスラカメレオニダエは、逃走しおった。

チャプタ―6

「速っ。これじゃ、追えへんで。」

そこへ、一台のスクーターがやって来おった。

「俺は、ピロットJ。早く乗れ。」

「しゃ、喋りおった。」

ピロットJの見た目は、烏っぽいで。

わいは、ピロットJに乗って、アォスラカメレオニダエの後を追った。

チャプタ―7

「げっ。追い掛けて来やがった。舌幻衝。乱幻衝。」

アォスラカメレオニダエは、舌を出しまくった。

「ウワッ。危ない事しよんな。」

「何か来るぞ。」

やって来たのは、十体ものヤロウタチであった。

「アカーッ。」

「ピロットJ。一気に突き進もうで。」

「了解。しっかり捕まってな。」

ピロットJは、ヤロウタチを蹴散らして行った。

「キエーッ。」

わいは、ピロットJを降りた。

チャプタ―8

「あ、あれ? もう来たのか?」

「それがどないした?」

「もう一回、透幻衝。」

アォスラカメレオニダエは、透明になりおった。

「狙幻衝。連幻衝。乱幻衝。ピロットブラスター。フルパワーシュート。」

わいは、アォスラカメレオニダエを狙撃しまくった。

「ギャーッ。」

アォスラカメレオニダエは、爆発して消え去った。

「着陸。」

チャプタ―9

そこへ、ブラストがやって来た。

「仕方ねえな。破壊のたいまつ。」

ブラストは、アォスラカメレオニダエを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。ピロットカーヴス。」

わいは、召喚したピロットカーヴスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

わいは、ピロットカーヴスを人型に変形させた。

「ピロットフリート。」

チャプタ―10

「巻いてくれる。」

アォスラカメレオニダエは、舌で、ピロットフリートを締め付けた。

「ウワーッ。何か盾とかないんか?」

「ウワーッ。ピロットシールドだ。」

「理解った。ピロットシールド。」

わいが、そう叫ぶと、ピロットフリートは、

ピロットシールドという名の盾を左手に持って構えた。

「ピロットファング。」

ピロットフリートは、ピロットファングを右手に装着して、

アォスラカメレオニダエの舌を引きちぎった。

「へへへーん。透幻衝。」

アォスラカメレオニダエは、透明になった。

「またかいな。ん、ペンキ工場?」

「そういう事か。任せろ。こっちだ。」

ピロットフリートは、アォスラカメレオニダエを誘導した。

「待てーっ。し、しまった。」

アォスラカメレオニダエは、ペンキまみれになった。

「拳幻衝。ピロットメギドドライブ。」

ピロットフリートは、アォスラカメレオニダエに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アォスラカメレオニダエは、爆発して消え去った。

チャプタ―11

ここは、館である。

そこには、楫とブラストが居た。

「クククッ。また、敗れたか。」

「何という奴だ。」

「気にするな。もうすぐだ。」

「もうすぐとは、いつの事で?」

「数日でな。」

チャプタ―12

ここは、空港である。

「フライトは、中止かいな。」

「仕方ない。ガラスの撤去でも手伝うとするか。」

「それじゃ、始めましょう。」

わい達は、割れたガラスの撤去を開始した。

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