第11話:忍者キマイラの過去
チャプタ―1
ここは、緑が丘である。
俺達は、不発弾の撤去をしていた。
「スケールがでかいな。」
「気を抜くな。」
「ここを取れば。」
筌乃は、栓を外した。
「さびきっているぞ。」
「このでかい物、どうやって運ぶかだな。」
「私達のトラックじゃ、無理ね。」
「自衛隊の人達に任せるとしよう。」
「それが、一番だな。」
「次の現場へ行こう。」
チャプタ―2
ここは、研究所跡である。
そこには、枠とブラストが居た。
「ここに、忍者キマイラを誘って来い。」
「御安い御用です。」
ブラストは、消えるように去って行った。
チャプタ―3
その頃、俺達は、志茂で、ライカン兵が仕掛けた地雷を撤去していた。
「仕掛けまくったな。」
「誰も踏んでいないのが救いだ。」
「さっさと、撤去しましょう。」
「これだけあると、手こずるな。」
「毎回、三個ずつ、増えているぞ。」
「きりが無いって。」
チャプター4
そこへ、ブラストがやって来た。
「刑世鳴汰。来な。」
「お前は、ブラスト。」
「クククッ。邪幻衝。」
ブラストは、邪気を想像して術を放った。
「ウワーッ。」
「移幻衝。クククッ。来るが良い。」
ブラストは、俺達を研究所跡へ瞬間移動させた。
チャプタ―5
俺達は、研究所跡へ辿り着いた。
「ここは、何処だ?」
「覚えてないのか。クククッ。」
「誰か来るぞ。」
「あいつは、確か、密薬技 枠。」
そこへ、枠がやって来た。
「お前が、真犯人か?」
「ああ。この資料を見るが良い。」
枠は、俺に資料を投げ渡した。
「核酸操作人間作製データ?」
「中のデータに関しては、真実だ。」
俺は、資料をめくり始めた。
「核酸操作人間。動物の核酸と植物の核酸とプログラムを一体化して、誕生させた者。」
「刑世鳴汰。お前も、その一人という事だ。」
「そ、そんなバカな。」
「クククッ。それは、本当のデータだ。」
「鳴汰が、核酸操作人間だと?」
「そ、そんな事って・・・。」
チャプタ―6
「クククッ。ここで、三人とも始末してやろう。出でよ、忍者グリフィン。」
枠は、恐魔丸という名の刀の刃先から、忍者グリフィンを召喚した。
「仰せのままに。」
そこへ、九尾がやって来た。
「刑世鳴汰。我が力をそなたに授けよう。はーっ。」
九尾は、俺にパワーを降り注いだ。
すると、俺は、白銀の光に包まれた。
「こ、これが、九尾の力?」
「さあ、見せたまえ。そなたの真のパワーを。」
九尾は、空の彼方へ飛び去った。
「ゾディアーク。」
俺は、忍者キマイラ 九尾モードに変身した。
「破壊を斬る忍。真空の忍者キマイラ見参。」
チャプタ―7
「神獣剣。」
「魔獣剣。」
俺と忍者グリフィンは、互いに斬りまくった。
「ウワーッ。ん、何とも無い?」
「ウワーッ。少しは、クククッ。喰らえ、忍法:雷遁雷。」
忍者グリフィンは、飛び上がってから、唱えた。
「反幻衝。」
俺は、術を跳ね返した。
「ウワーッ。反射させただと?」
「ウェアキャノン。」
忍者グリフィンは、俺を狙撃したが、俺は、びくともしなかった。
「九尾の火炎。」
俺は、両手から、無属性の炎を放った。
「ウワーッ。ウェアブラスターフルパワー。」
俺は、避けきった。
「拳幻衝。はーっ。」
俺は、忍者グリフィンに拳を喰らわせた。
「ウワーッ。斬幻衝。破神彗星斬。」
「斬幻衝。真・波動流星斬。」
俺は、魔獣剣を粉砕した。
「ヌオワーッ。ブレードギラーウェアフェニックス。」
忍者グリフィンは、不死鳥に姿を変えて、突撃して来た。
「ブレードギラー。」
俺は、忍者グリフィンにブレードギラーという名の武器の刃先を突き刺した。
忍者グリフィンは、大爆発した。
「ウワーッ。」
「忍者グリフィンが・・・。」
「ど、ど、どうします?」
「今だ。アプナーキャノン。」
俺は、アプナーキャノンを構えた。
「聖幻衝。アプナーエアホーレン。」
俺は、枠達を忍者グリフィンと共に浄化した。
「エアケ・・・。」
「て、撤収だーっ。」
枠達は、消えるように去って行った。
「エアケネン。」
忍者グリフィンは、消え去った。
「解除。」
チャプタ―8
そこへ、ブラストが戻って来た。
「良い物を見せてやろう。出でよ、忍者キマイラの本性。オファリング。」
ブラストは、二本の角と翼が生えている狐みたいな姿をした
オファリングという名の魔獣を召喚した。
「グオーッ。」
「召幻衝。アプナーヴルぺス。」
俺は、召喚したアプナーヴルぺスに飛び乗った。
「カイザーモード。」
俺は、アプナーヴルぺスを人型に変形させた。
「アプナーフリート。」
チャプタ―9
「グオーッ。」
オファリングは、炎のブレスを吐き出した。
「ウワーッ。これが、俺の本当の姿?」
「ああ。気にしないで、戦え。」
「アプナーファング。アプナーシールド。」
アプナーフリートは、アプナーファングを右手に装着し、
アプナーシールドを左手で持った。
「グオーッ。」
オファリングは、大旋風を放った。
「ウワーッ。何て強烈な風なんだ?」
「反撃だ。おりゃーっ。」
アプナーフリートは、拳を喰らわせまくった。
「グオーッ。」
オファリングは、引っ掻きまくった。
「ウワーッ。負けてたまるか。」
「鳴汰。アプナーフレイマーだ。」
アプナーフリートは、アプナーフレイマーという
名の重火器を両手で持って構えた。
「アプナーライトバーニング。」
アプナーフリートは、オファリングを狙撃した。
「グウーッ。」
オファリングは、爆発して消え去った。
チャプタ―10
ここは、マグマ溜まりである。
そこには、ギエールと枠が居た。
「忍者グリフィンまで、敗れたか。」
「も、申し訳ございません。」
「この状況を何とかしろ。」
「で、ですが、あっ、今、思い出しました。ジェネラル。」
そこへ、ジェネラルがやって来た。
「ジェネラルと申します。」
「お前に任せるとしよう。」
「ありがたき幸せ。」
「凄い念。何なんだ、お前は?」
「クククッ。怨念そのものさ。」
枠は、寒気を感じた。
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