第7話:スライムのライカン獣

チャプタ―1

ここは、南烏山である。

俺達は、マンションに仕掛けられた爆弾の撤去をしていた。

「この壁の中か。砕いてと。」

「このタイプは、しかとの力で動くやつだな。」

「間に合いましたね。」

「やっぱり、ライカン兵が?」

「だろうな。」

「これで、百個目よ。」

「全く。」

チャプタ―2

ここは、池上である。

そこには、スライザーとイクストリィーが居た。

「ここで集めるぞ。」

「かないっこないって。」

「知るか。やるしかねえ。」

「戦う事だけしか考えてない。」

チャプタ―3

ここは、本部である。

「喉が渇いたな。」

「何を飲んでいる?」

「豚汁をジュース化した物だって。」

「うまい。最高だ。」

「よく飲めるな。」

「こんな暑い日に?」

チャプタ―4

ここは、下保谷である。

そこには、スライザーとイクストリィーが居た。

「ここで、誕生させる。」

「もしかして、スライム?」

「そういう事さ。出でよ、ライカン獣「ウェアマイセトゾア」。」

スライザーは、ライカン獣ウェアマイセトゾアを誕生させた。

「溶かしてみせましょう。」

チャプタ―5

ここは、本部である。

「次の現場は?」

「まだ、無い。」

「良かった。」

「予約と。」

「何の予約だ?」

「もしかして、豚汁のテイクアウト?」

「正解。」

「あ、あのな。」

チャプタ―6

一時間後、俺は、西ヶ丘辺りをアプナーIに乗って、走っていた。

「この近くに、ライカン獣が?」

「そのはずだ。」

「急ごう。」

そこへ、ウェアマイセトゾアがやって来た。

「溶かしてくれる。」

ウェアマイセトゾアは、溶解液を吐き出した。

「ウワーッ。」

「鳴汰。気を付けろ。」

「ああ。理解っているさ。ゾディアーク。」

俺は、忍者キマイラ マッハモードに変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を斬る忍。真空の忍者キマイラ見参。」

「ライカン兵。」

ウェアマイセトゾアは、十体ものライカン兵を召喚した。

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―7

「喰らえ。連幻衝。乱幻衝。」

ウェアマイセトゾアは、溶解液を吐き出しまくった。

「ウワーッ。神獣剣と雷迅炎が・・・。」

「溶けてゆくが良い。」

「そうはいかないな。アプナーキャノン。」

俺は、アプナーキャノンを構えた。

「アプナーライトニング。」

俺は、ウェアマイセトゾアを狙撃した。

「ギャーッ。」

ウェアマイセトゾアは、爆発して消え去った。

「解除。」

チャプタ―8

そこへ、ブラストがやって来た。

「召雷。」

ブラストは、ウェアマイセトゾアを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。アプナーヴルぺス。」

俺は、召喚したアプナーヴルぺスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、アプナーヴルぺスを人型に変形させた。

「アプナーフリート。」

チャプタ―9

「クククッ。溶けてゆくが良い。はーっ。」

ウェアマイセトゾアは、溶解液を吐き出した。

「ウワーッ。」

「溶かす液体か。」

「ほれ、ほれ、ほれーっ。」

ウェアマイセトゾアは、アプナーフリートに拳を決めまくった。

「ウワーッ。弱点さえ、理解れば。」

その時、夜が明けて、日が差してきた。

「あいつ、日差しに弱いのか?」

「ま、眩しくて、熱いーっ。」

「今だ。アプナーシミター。」

アプナーフリートは、アプナーシミターを右手に持って構えた。

「斬幻衝。アプナーライトスライサー。」

アプナーフリートは、ウェアマイセトゾアを一刀両断した。

「ギャーッ。」

ウェアマイセトゾアは、爆発して消え去った。

チャプター10

ここは、マグマ溜まりである。

そこには、枠とブラストが居た。

「日差しでとは。あっけなかったな。」

「それに関しましては、答えようがございません。」

「あの二人を使うとするか。」

「で、ですが・・・。」

「もう、遅い。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る