第6話:鳥のライカン獣

チャプタ―1

ここは、トンネルの中である。

俺達は、仕掛けられた爆弾を撤去していた。

「線を切ると、大爆発か。」

「誰が、こんな物を?」

「密薬技 枠?って、書いてあるよ。」

「調べてみた方が良さそうだ。」

「これで、安心だな。」

「後、四個だって。」

俺達は、一瞬、引いた。

チャプタ―2

ここは、マグマ溜まりである。

そこには、ギエールと枠が居た。

「枠。まだ、足りぬ。」

「申し訳ございません。」

「良いだろう。だが、あいつを呼ぶまでだ。」

「あいつと言われますと?」

「ジェネラルだ。」

「あ、あの怪人を?」

「そういう事だ。クククッ。」

枠は、寒気を感じた。

チャプタ―3

ここは、給田である。

そこには、スライザーとイクストリィーが居た。

「クククッ。そろそろ集めるぞ。」

「さっさとね。フフフッ。」

スライザーとイクストリィーは、しかとの力を回収した。

「これだけあれば。」

「充分ね。」

チャプタ―4

ここは、本部である。

俺は、豚汁を食べていた。

「うまいな。」

そこへ、仙受と筌乃がやって来た。

「また、豚汁か。」

「よく飽きないわね。」

「何を言っている? 三食、豚汁だ。」

「も、もしかして、毎日か?」

「どういう体をしているの?」

「毎日だ。それにいたって普通だ。」

「普通じゃないぞ。」

「それに、そんなに食べるかな?」

「それが、俺だ。」

チャプタ―5

ここは、大森東である。

そこには、スライザーとイクストリィーが居た。

「さてと、ここで良いのか?」

「さっさと破壊とやらを。出でよ、ライカン獣「ウェアエイビス」。」

イクストリィーは、ライカン獣ウェアエイビスを召喚した。

「何をすれば?」

「街を破壊しちゃって。」

「仰せのままに。」

チャプタ―6

その頃、俺は、アプナーIに乗って、平和島辺りを走っていた。

「どうかしたのか?」

「この先で、爆発音?」

「もしかして、ライカン獣か?」

「たぶんな。加速するぞ。」

アプナーIは、加速した。

チャプタ―7

ここは、大森西である。

ウェアエイビスは、両翼で、次々と街を斬り裂いていた。

「キエーッ。ケケケッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「あいつの仕業か。ゾディアーク。」

俺は、忍者キマイラ マッハモードに変身した。

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を斬る忍。真空の忍者キマイラ見参。」

「ライカン兵。」

ウェアエイビスは、十体ものライカン兵を召喚した。

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―8

「喰らえ。ウェアスパイク。」

ウェアエイビスは、両翼で、俺を斬り裂いた。

「ウワーッ。」

「こいつもな。」

ウェアエイビスは、空中から、爆弾を投げ付けた。

「ウワーッ。あの両翼を何とかすれば。」

俺は、神獣剣を右手で持って構えた。

「はーっ。」

俺は、ウェアエイビスの両翼を斬り裂いた。

「ウワーッ。」

ウェアエイビスは、勢い良く、落下した。

チャプタ―9

「さてと・・・。」

俺は、イワシの中に雷迅炎を突っ込んだ。

「何をしている?」

「これ、やるよ。」

俺は、そのイワシを投げ飛ばした。

ウェアエイビスは、それを飲み込んだ。

すると、ウェアエイビスの体内で、雷迅炎が炸裂した。

「シビレてます。」

ウェアエイビスは、爆発して消え去った。

「解除。」

チャプタ―10

そこへ、ブラストがやって来た。

「召雷。」

ブラストは、ウェアエイビスを蘇生し巨大化した。

「グオーッ。」

「召幻衝。アプナーヴルぺス。」

俺は、召喚したアプナーヴルぺスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、アプナーヴルぺスを人型に変形させた。

「アプナーフリート。」

チャプタ―11

「喰らえ。ウェアスパイク。」

ウェアエイビスは、両翼で、アプナーフリートを斬り裂いた。

「ウワーッ。アプナーシミター。」

「一刀両断か。理解った。」

アプナーフリートは、アプナーシミターを右手で持って構えた。

「次は、爆弾だ。」

ウェアエイビスは、爆弾を足でつかんで、向かって来た。

「斬幻衝。アプナーライトスライサー。」

アプナーフリートは、ウェアエイビスを横に一刀両断した。

「ギャーッ。」

ウェアエイビスは、爆発して消え去った。

チャプタ―12

ここは、マグマ溜まりである。

そこには、ギエールと枠が居た。

「イワシで、敗れるとは。」

「想定しておりませんでした。」

「次を楽しみにしているぞ。」

「仰せのままに。」

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