あれ、講談社は? と思いましたか?
実況「ところで、大手の総合出版社と言えば、講談社とかも思い浮かぶんですが。今回エントリーないんでしょうか? 解説のたかぱしさん」
解説「…………ほんとだ。講談社、ないですね!?」
実況「今気づいたんかい! 講談社には漢和辞典はあるんでしょうか?」
解説「えーと、ググってみますね」
実況「ググるんですね」
解説「本屋や古本屋であまり講談社の漢和辞典は見たことがないので、出ていたとしてもマイナーか、絶版の可能性が……あ、出てきた」
実況「出ましたか!」
解説「ハンディサイズな『五十音引き講談社漢和辞典』!」
実況「なんと、ここで変わり種ともいうべき“五十音順漢和辞典”が出てくるとはー! なんの奇跡か!」
解説「しかもこの辞書、五十音順漢和辞典のパイオニアのようです。うーん、これは、すごい」
実況「すごいものが出てきてしまいましたね!」
解説「まったくです。やや! しかしこれは、“品切れ重版未定”」
実況「まさかのほぼ絶版。他に標準的な漢和辞典は出ていないのでしょうか?」
解説「うーん、見当たらないですねえ。デスクトップには『新大字典』があるんですが。ちなみにこちらも品切れ重版未定です」
実況「おおっと、これは漢和辞典界から撤退か!? 講談社よ」
解説「惜しいですね。ヤフオクやメルカリにも販売中の出品は、なし」
実況「さらっと探してやがる。確かに非常に魅力的ではありますが、手に入らないのではしょうがない! ああ、無情。これが昨今の漢和辞典界。講談社の話を始めたときに一体誰がこのような結末を予想しえたでしょう! 大手出版社も漢和辞典界を去っていようとは」
解説「あ。アマゾンで普通に中古出品されてら。ぽちっとな」
実況「あああ! お前、なにどさくさ紛れに漢和辞典増やしてんだよおおお!」
解説「いやだって、古い版の漢和辞典は見つけたときに買わないと。二度と巡り会えないかもしれないじゃん!」
実況「……というわけで、漢和辞典アワード2023は改めまして23冊、16タイトル、11出版社+ゲスト2冊でのエントリーと相成りました」
解説「ポチった『五十音引き講談社漢和辞典』は来週水曜配達予定です。わくわく」
実況「届いたとき家族に『また漢和辞典!?』て言われる……もう本棚入らないのにー」
解説「おあとがよろしいようで」
実況「よろしかねぇよ!」
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