編集済
第9話への応援コメント
読み終わったので感想を書いていこうと思います。先程書いた方ではなんとなく始めたダメ出しが長くなってしまったので、今回は褒める方をメインにやっていこうと思います。
まず、キャラの描写とかがしっかりしててよかったです。外見、性格などが分かりやすく描写されていたと思います。
次に、追加で書かれている設定も世界観を深めていてて良かったです。これはいい、いい設定ですぞ。固有名詞なんかも上手く嵌まってたんじゃないですかね。たぶん…。
ただ、ちょっと説明的になりすぎてる点は気になりましたね。何というんでしょう。合計文字数が通常の小説より遥かに少ないのでよくあることだとは思うんですが、この字数にこの内容を詰め込もうとしてるから、圧倒的に「設定を説明しただけ」で終わっちゃってるんですよね。まぁ、僕なんかもよくあることですが、設定を出すだけ出しておいて生かしきれていない、というところでしょう。
しかし、それでもいい設定に組み上がっていたと思います。分かりやすく、納得もしやすい設定でありました。
次はもうひとつ、これは気になった点の指摘になりますし、上の文からの続きとも取れるんですが。
肝心のストーリーパートが短い!
ってことです。
設定が長かった分、ストーリーが味気ない分量に感じられました。内容自体はいい感じだったんじゃないかなぁと思うんですけれど、それが少ない。折角設定をあの字数書いたのに少なすぎる。そう思っちゃいました。
書かせてる身分で何を偉そうにと言われたらごもっともなんですけれども。
そこが気になりました。
しかし、10000文字も書いていただきました。
こんな企画に10000文字とは、もう多すぎるくらいです。何せ僕の書いた短編が7000文字くらい。ストーリーが少ないなんて言えません。僕が書いている方が短いんだから。それに、文章だって、あくまで既存の小説家と比べての感想でしたから僕の書いたものの出来と比べたら僕が跡形も無く消し飛ぶくらいです。
上手かったです。自主企画一回に提出する文としては満点の出来に違いありません。
偉そうな口叩いてすいませんでした。
土下座します。
…まぁ、しても見えない土下座などはしないのですが。ともかく、いい文章だったと思います。いきなり主人公が思春期に突入した違和感は若干ありましたが、まぁ、よくあることです。僕が最近書いたものもそんな感じでした。
よくあることです。
よくあることで包括するのもどうかと思いますが、何はともあれしっかりしておりました。
最初の文章で感じた違和感自体はまだありますが、どんな小説家だって完璧な小説は書けません。であれば、気にするほどのことではなかったのでしょう。
気にすることが無いということは、つまり、後に残るのは感謝だけです。書いてもらったことに対しての感謝だけ。
自主企画への参加ありがとうございました。
あとなんか、変な長文コメントばっかり送って申し訳ない。
追記、
あぁ、いえ。
別にただ悪かったと思っているんじゃないんです。当然人が書いた文章である以上粗があります。それを味と捉える場合もあります。
それから、ストーリーパートが少ないという指摘につきましては、設定に関係したストーリーを掘り下げて書いて欲しいという意味ではなく、ただ、人魚と人間の絡みと設定とを対比で見たときに、ちょっと薄味に見えるというか、寧ろ設定の熱意が強すぎるというか。そう思っただけなんです。ですので、不要に自らの書いた文章を貶める必要はありません。
無理な加筆をお願いしているんでもありません。
良い文でしたよ、偽りなく。
それから、ここはあくまで僕の好みですが、
下ネタ自体は別に悪いと思ってなくて、ただ、変に恥じらいがあるのが苦手です。
ラノベなんかだと安っぽいエロ要素が多いですが、いっそもう勢い持って書いてくれ、恥ずかしい。って思います。
出すこと自体に忌避感はないのですが、中途半端に純情を逆撫でるのが苦手なだけなんです。
ですが、どうしたってここは好みの問題です。
なのでそこはお気になさらず。
ですから、僕が気を悪くすることなんて万にひとつもないのです。寧ろ、こちらの書いたコメントに気を悪くしてしまって今後、企画に参加してもらえないのでは、なんて心配をするくらいで。ですから、こんな戯れ言など聞き流して創作に励んで頂きたいと考える次第です。
結局はどんなことも、楽しむのが一番ですから。
作者からの返信
感想コメントをくださり、ありがとうございます。
とりあえず、本作の存在することをお許しいただけたようで良かったです。せっかく白雪工房さんの素晴らしいアイディアをお借りしたのに、ご満足いただける作品を書けず、申し訳ありません。
もし仮に、白雪工房さんから、
「足の生えた人魚なんて、私のアイディアを汚すな!」
「こんな下品な作品を私の自主企画に参加させるな!」
などと言われたら、すぐ作品を非公開にするという心積もりでした。ですが、「短すぎる」というご指摘を受ける可能性はうっかり失念しており、対応を考えていませんでした。元々白雪工房さんのアイディアですから、僕の駄文を踏み台にして作品を書いてもらっても全然構わないのですが、せっかくご指摘を頂いているのですから、僕が僕なりに修正していくのがけじめという気もします。ただ、今この場で「分かりました、10万字前後の作品に仕上げます!」と宣言できるかと言うと、少々難しいです。僕自身が時間・体力・技術・知識などに問題を抱えているということもありますし、作品性の問題もあります。
本作の現状が設定の説明に終始しており、人物の動きがあまり描かれていないというご指摘はごもっともです。ただ、せっかくのアイディアを僕が安易に改変したのが悪いのですが、本作の場合、主人公が暮らす『蓬莱島』の状況や、主人公を軸とした人間(人魚)ドラマなどを具体的なエピソードとして書くと、不快で楽しくない部分が長くなりすぎると思っています。本作の世界では、人類の存続と資源の節約を大義名分として、誰かが別の誰かを蹴落とすことが倫理的に正当化されてしまっているので、人間にも社会にも余裕やゆとりがありません。人間はみんな少しずつ嫌なヤツですし、ほとんどの場で人間関係が少しずつギスギスしています。そういう人間の嫌なところを具体的に描写してしまうと、人間と人魚の距離感を主題とした物語にはどうしても収まらなくなるんじゃないか、と思います。
まあ、ちゃんと書ける技術のある方なら、書けるものなのかもしれませんが。
「いきなり主人公が思春期に突入した違和感」についても、こちらの技術不足です。すみません。
あまり説得力がないと思いますが、僕も下ネタが嫌いです。もし自分が出したアイディアが第三者の手でエロ作品に仕上がってしまったら、カチンとくるかもしれません。
ただ、本作の主人公がスケベだったり、人魚がエロを武器にしたりするのは、この世界、この社会だとその方がリアルだと思ったからです。人魚が人間を食べるからには人魚には人間を堕とすノウハウや戦術があるでしょうし、獲物相手に手段は選ばないでしょう。となれば、(伝説や古い童話に描かれている通り)人間の前だからと言って貝殻の胸当てやドレスを身に着けることはないはずです。そして、人魚とはいえ全裸の女性が目の前にいればどうしても気になるというのが、『箱舟』のような環境で生きる思春期男子のリアルだと思います(逆に言うと、ここで全く動じないとしたら、『箱舟』の少年としては行儀が良すぎる気がします)。ロモルは色々下手なので(今のところ)主人公の恋愛対象から外れていますが、メテルリはしっかりしているので主人公はまんまと堕とされかけています。「――許してください、思春期なんです」と読者に語りかけるのはさすがに唐突だったかもしれませんが、仮に主人公が独白で「悪いことだと思ってはいるが……」などと言ってしまうと、主人公に自覚があることになり、人物像が変わってしまいます。スケベの言い訳として思春期を持ち出し、あまり悪いと思っていないくらいの倫理観が、僕が想定した彼の人物像です。
本当はそういう諸々が小説内でちゃんと伝わるように仕上げないといけなかったのですが、技術不足で分かりにくくなりました。せっかく素晴らしいアイディアを拝借したのに、すみません。
第1話への応援コメント
自主企画への参加ありがとうございます。
なるほど、そういう話ですか。
今のところ、企画から逸脱しているような箇所も無いと思われます。安心してください。
あぁ、それから。
慣例的にやっていることなのでまず、軽く感想についても触れておきますね。
まず、設定。良いと思います。
現状で判断できるほどの情報はありませんが、なかなか上手い導入で始められたように思います。こちらが指定した設定自体も無理なく組み込めているように思います。
それから、よく考えられているとも思います。
お題である単純な内容から想像し、見解を深めた。それができているのは創作者として称賛に値するでしょう。
ですが、ひとつ。
引っ掛かることがありまして。
意味が通じないわけでは無いのですが、少し通りが悪いように思えます。
例えば、
人々の多くが夢見ていたのは宇宙への脱出だったが、最後まで立ちはだかった課題は、ロケット建造の資金と、無重力状態で人間の健康を恒常的に維持することの難しさだった。
こちらの文章ですが、
~だったが、ときた場合。続く言葉は否定になるはずです。ですが、最後まで立ちはだかった課題は~維持することの難しさだった、と続くのでなんだかいきなり違うことを論じ始めたような文章になっているような印象を受けます。
否定が来るぞと思っていたら何かしらの原因がいきなり陳列される訳ですね。
これはちょっと混乱しました。
無論、もう少しよくみてみれば、なるほど宇宙への脱出において生じる問題に結び付いてそれが現実では解決できていないから否定されているのか。とわかります。
しかし、~だったが、に続けるにはもう少しふさわしい形が規定されています。
~だったが、(現実問題としてそうはならなかったので)~になった。
という形です。
つまり、この文章は例えば。
多くの人々は宇宙への脱出を夢見ていたが、ロケット建造の資金と、無重力下において人間の健康を恒常的に維持する手段の確立という難題が最後まで立ちはだかった。
というような文章にすると比較的意味の通りやすい文になると思います。
まぁ、しかし、他人に自分の書いた文を好き勝手いじられるなんて面白く無いものです。
いや、そういう風に言われてもこれが作風なんだよなんて考えだって湧いたりします。
ですので、ここら辺の指摘は聞き流して下さい。何も僕だって折角参加してくださった人達をこき下ろしたい訳じゃあないんです。
ただ、少し気になった箇所を指摘したことで、より優れた文章を書けるようになるのだったらそうしたいというだけです。
決して書き方における無根拠な一般論を押し付けたい訳ではないんですね。
なので「なんかこの人の言ってること違うと思うんだよなー」と思ったら迷わず聞き流してください。
と、まぁなんだか盗人猛々しいというか言い訳がましいような文章になりましたが、
とりあえず一旦ここら辺で切り上げて。
続きを読んでいこうと思います。
もう一度。自主企画への参加ありがとうございます、不肖の自分なんぞの企画に参加していただけたこと、それだけで感謝しかありません。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ひとまず自主企画の趣旨に沿えたようで良かったです。
文章に関するご指摘は全くその通りだと思います。未熟な文章を書いてお恥ずかしい限りです。勉強になりました。ご指摘いただいた箇所以外にも不自然な文があるでしょうから、今一度検討し直したいと思います。情報を減らしたり足したりして、頂いた修正案の通りにはならないかもしれませんが、ご容赦ください。
編集済
第9話への応援コメント
初めてまして、あじさいさん。
白雪工房さんの設定もあじさいさんの設定も面白いですが、小説が終わったのは突然で、中途半端な感じがします。
ここまで小説は素晴らしいと思いますので、よろしければ長編化してください。
追記:
そういえば、確かにそうですね。 思春期の少年は今の生活が好きではなく、心が迷いに満ちていて、愛が何なのか分からない。終わりの空白には本当に短編小説の魅力があるかもしれない。なんと言っても、書き続けてくれるなら、私はできるだけ読んできます。それからよろしくお願いします。
しかし、私のユーザーネーム,夜猎が実は中国語の簡体字です。“猎”が日本語の漢字の「猟」ですよね、猫じゃないよ。えっと、“夜猫子”は中国語で夜更かし好きな人の呼び名です,だから夜猫と呼んでもいけないわけではありません。(笑)
余談ですが、日本語にも“画蛇添足”(Draw a snake and add feet to it—ruin the effect by adding something superfluous)のと同じ熟語(蛇足)がある、とても嬉しいです。
残念ながら、読者がコメントを更新した後、作者に通知するかどうか分からない。
作者からの返信
はじめまして。
コメントありがとうございます。自信過剰かもしれませんが、Twitter漫画のリプ欄でよく見かける「続きはどこにありますか!?」という画像のように、作品を好きになっていただけたと思うことにします(笑)
本作が唐突に、中途半端なところで終わっているというご指摘は、ごもっともだと思います。ただ、あえて申しますと、完璧かどうかは分かりませんが、これはこれで本作らしい着地のような気がしています。結局、主人公の問題やその原因が明確になったわけでも、問いに対する答えが出たわけでもないので、人魚が海に消えるのを見送った主人公が何を思っているかは、彼自身にも言語化することができません。となると、何かを書いても蛇足にしかなりません。ただ、本作を読んでくださった方であれば、何か感じるところがあるのではないかと思いますし、だからこそ夜猫さん(と表記して良いのでしょうか)もこうしてコメントをくださったのではないかと思います。
などと言いつつ、将来、しれっと続編を書くこともあるかもしれません。そのときは温かく見守っていただけると幸いです。