生きていることは不安定であって、ゆがむし、だから、旋律が生まれるのだと思っています。歌も、詩も、音楽も、ぜんぶゆがみの表象だと理解しています。歪みのない世界は、解脱の世界、完全なる空(くう)の世界。そこには旋律も、さけびもないはず。なのにどうしてわたしたちは、旋律をもって、完全な無を求めようとするのでしょうね。ときおり、すごく不思議な気持ちになります。
作者からの返信
いっちゃん
ああ、ほんとうにその通りだと思います。
旋律を持ちながら、完全なるものを求めようとしている。
歪んで、自分から生まれるメロディをちゃんと聞きながら
奏でる音楽に耳をふさがず、たいせつにしていきたいです。
ときどき、軋んだ、痛いような旋律であっても。
そうして、揺れ動きながら生きて行く自分のことを、
褒めてあげていいのかな、と思うのです。
ちゃんと、しっかり暗くなってる。(西さん、そこを気にしてたから。大丈夫です!)
暗いけど、ダークだけど、これは心の叫びだから。にんげんそのものであって、わたしはどっちの作品もとてもすきです。むしろ「わたしだけじゃないんだ」と安心します。
作者からの返信
picoさん
よかった! ちゃんと暗く書けて!(笑)
わたしね、みんな誰でも心の中に、暗い部分があると思うのです。
どんなにほんわかしていそうに見えても。
むしろ、心の奥に仄暗いところがあるから、表面は明るくなるのかもしれません。
わたしは、そういうダークな部分も大切だと思っています。
ダークな部分をちゃんと見て、そうして抱えて生きて行くのがいいのかなって思っています。
大切に生きて来た標しるし踏みつけて涼しげなるを ただ悲しむだけ
うん。
感情の棘ってみんな持ってて、刺したり刺されたりしてる。
刺したりさされなかったりするためには離れなきゃいけないけどたぶん離れてばかりもいられない。
人って、家族って難しいね(-_-;)
作者からの返信
UDさん
感情の棘ね、どうでもいいひとには刺さないの。
ちゃんと通じて欲しいひとに通じないとき、刺してしまうのです。
ちょうどいい距離にいられたらいいけれど、感情が邪魔をするし、
関係性もあります。
難しいなあって思います。