第2話
リンリンリン!リンリンリン!
カチ
重たい瞼を開けながら、目覚ましを切る。
「・・・・もう朝か」
今日は四月八日。だるいだるい始業式の日だ。短い春休みが終わり、新しい人生が始まる時期。高校デビューをする人、社会人になる人、様々だろう。
そして俺こと神条悟は、この四月から高校二年生になる。
「・・・・めんどくさい。今日ぐらい休んでも大丈夫だろ。始業式だし」
始業式なんて、ハゲの校長の長話を聞くだけだ。それなら出ない方がいい。
クラス発表だってそうだ。陽キャ共が、ワイワイ騒いでるせいで、すぐに確認できない。お前らのせいで、俺のような陰キャは迷惑しているのだ。
明日なら誰にも邪魔されることなく見ることができる。
「・・・・今日は休もう」
そうして俺は二度寝をするのだった。
ブーブー!ブーブー!
「んぅ〜・・・・誰からだ」
近くにあったスマホを取り、確認する。
「・・・・」
俺はスマホの電源を落とす。
「ふぅ。晩飯食べて寝るか」
さっき時間も一緒に確認したのだが、もう18時を回っていたので、一日の半分以上は寝たことになる。
なので明日に備えて、飯を食べ寝ることにした。
そして一日が過ぎて行った。
後書き
次回から、本格的に始まるので、文字量増えると思います。
人付き合いが苦手なオレが、青春なんてする訳ない こたろう @marimo0214
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