第25話
一番乗りでボス階層の中に入っていった協会長に続いて、俺たちも中に入っていく。
やはり、今までのフロアとは違い、より広く、より暗く、そしてより不気味な感じがした。
そして、問題のボスはいるのか、についてだが。
ぱっと見はいない。なんでだよ。なんでいねぇんだよ。
まぁいい。奥に行けばいるかもしれない。そう思って奥に進んでいく。
『不気味だァ……』
『ってかSランクダンジョンなんかよりも何十倍も広いんだな。』
『ボスまでいねぇのかよ』
『どうなってるんですか』
チャット欄の人たちも、ボスですら忽然とダンジョンから姿を消したことについて驚いている。
そもそも、ボスがダンジョンからいなくなったなんていう前例があるのだろうか。
あったらまぁまぁ……って感じだけど、もしないのであれば、俺は今すぐにでもここから脱出するべきだと思っている。
だって何が起こるかわからないんだぞ?
危ないじゃないか。危険、危険。え?イレギュラーを突然ボコしたやつが言うなって?
いやいや、ここSSSランクダンジョンだから。
「協会長〜!!ボスもいないじゃないですかぁ…!!!」
『ボスまでいなくて草』
『どうすんだよこれ…』
『安全に帰れそうですね!』
『ボス、勝手に死んでた…?』
「政村さん、こんなことは私も初めてなんですよ。どうするべきなのか対処に困っているんです。」
あー。やっぱし前例ねぇんだ。まじ、早く帰ろう!こんな怖いとこにはいられねぇ!俺は家に帰らせてもらうぜ!(フラグ)
「じゃあとりあえず、家に帰りませんか?」
と言ったのはもちろん俺だ。今なら家にかえるって提案受け入れられそうな気がしたからな。
隙を見つけたらすぐに行動しないと。これ、戦いでも基本な。
ただ、俺の提案にはみんな受け入れがたいことがあったのか、渋い顔をして考え込んでいる。
「せっかくやし、このままほかのSSSランクダンジョンも行ったらええんやないですか?」
「なるほど。たしかにですね、田村さん。皆さん、それでいいですか?」
あーね。みんな、不完全燃焼のまんま終わるのが嫌だったのかな?1日予定取ったのにこんなに早く終わるなんて…!ってこと?
まぁいいか。俺だって他のダンジョンに行くことは反対ではないわけだし。
「いいですよー!」
「まぁいいんじゃないですか?」
「いいんじゃない?」
と、それぞれが肯定の意を示したところで、一旦このダンジョンから抜けて別のSSSダンジョンへ行くことになった。
_______
またまたお久しぶりですね。
はい。このお話、ヒロインをメンヘラにはしなかったんですよね!(唐突)
考えてたんですけど、僕って異常にメンヘラへの解像度が高いので。それに、メンヘラにするとたぶん僕の心のダメージがァ……
………えぇ。元カノさんですよね。
2分に一回LINEを送ってきて、それでいて3分経っても俺が既読つけ無かったら電話してくるってなんなんですか。
その他にもいろいろありますが…!そういうことで、僕は未来永劫メンヘラのヒロインは書かない……はず!
という決心でした。
けどこの解像度の高さを活かして書くことはあるかもですね…?アハハァ…
このあとがき塾終わりにゼェゼェ言いながら書いてるのでものすっごい話がまとまってない気がしますが……
許してくだせぇ…!
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