第51話 ネットはお祭り騒ぎ
S級ゲート閻魔殿攻略の話は、瞬く間に日本各地へ拡散された。
すでに攻略の内容をテレビの配信で見ていた視聴者たちが、SNS上で楽しく話し合っている。
【ゆめこ:閻魔殿の放送見た? みんな凄かったね!】
【柴犬太郎:見た見た! 負傷者や死傷者もいたけど、みんなが頑張ってくれたおかげであの悪夢が終わるんだ……】
【シュン:俺、千葉県から引っ越してきたんだ。このツイートを本人たちが見るわけないけど、それでも言わせてほしい。ありがとう】
【フライドチキン:特に特級冒険者の戦闘は凄かったなぁ……】
【姫推しガチ勢:ウチの姫のゲートでの戦闘は最強だった。あの人型モンスター? 相手に一歩も譲らなかったね】
【黒羊:それを言うなら黒騎士の活躍もだろ。地味だけど灰燼を支えた能力は本物】
【サケコ:黒騎士の防御能力高すぎるよね。女神に匹敵するのでは?】
【たたら:範囲では圧倒的に女神だね。ただ、密度の面では黒騎士に軍配が上がるかも?】
【ポチ51歳:黒騎士は攻撃力も高いし、新たな特級冒険者候補だな】
【昆虫博士:すでに特級相当の実力はあるでしょ。派手さはちょっと足りないけど】
【侍小僧:強さで言ったら、紅神楽みたいな派手さはなくても剣景虎みたいなシンプルなものを感じる】
【シアン:わかるわかる。なんかとにかく強いんだよね。見てて安心する】
その後もSNS上ではしばらく黒騎士に関する話が続いた。
他にも、今回の大きな件を通じて掲示板は大盛り上がりを見せていた。
『【速報】悪夢のS級ゲート閻魔殿が攻略される』
0001 ただの名無しさん :
「ついに千葉県を奪還だあああああ!」
0002 ただの名無しさん :
「きたあああああああ!」
0003 ただの名無しさん :
「長かったな……ゲートが発生してからこの瞬間をずっと待っていた」
0004 ただの名無しさん :
「多くの人が犠牲になったS級ゲートが、やっとひとつ攻略されたのか……」
0005 ただの名無しさん :
「あといくつあったっけS級ゲート」
0006 ただの名無しさん :
>>0005
「千葉県のを除くと、北海道・京都・沖縄の三つだね」
0007 ただの名無しさん :
>>0006
「三つか! 新たらしいのが追加されないかぎりあっという間に終わりそう」
0008 ただの名無しさん :
「そうとは限らない。S級ゲートにもそれぞれ格はあるだろたぶん」
0009 ただの名無しさん :
「でも今は特級冒険者が五人もいるからなぁ。普通にクリアできそう」
0010 ただの名無しさん :
>>0009
「おっとぉ? 黒騎士くんも忘れてもらっちゃ困るぜ」
0011 ただの名無しさん :
「黒騎士は特級ほどの実力はさすがにないんじゃね?」
0012 ただの名無しさん :
>>0011
「コイツ放送見てなかったのか? 普通にクソ強かっただろ。人型モンスター相手に攻撃を完全防御した上で致命傷まで与えていたぞ」
0013 ただの名無しさん :
「派手さに欠けるからな黒騎士は。強さは特級冒険者並みだと思う」
0014 ただの名無しさん :
「黒騎士! この掲示板をお前が見てるわけがないが愛してるぞおおおお! 千葉県を奪還してくれてありがとおおお!」
0015 ただの名無しさん :
「姫えええええ! 姫の炎最高だった! これで人類に希望ができたぞおおお!」
0016 ただの名無しさん :
「盛り上がってきたな。でも俺も同感。S級ゲートが攻略されたってのはめでたい」
0017 ただの名無しさん :
「でも人型モンスター強かったな。特級冒険者じゃないと倒せないだろあんなの」
0018 ただの名無しさん :
「しかも一体だけじゃなかったな。他にもいたぞ」
0019 ただの名無しさん :
「それもきっと特級冒険者たちが倒してくれるぞ」
0020 ただの名無しさん :
「俺たちの黒騎士は最強だ卍」
0021 ただの名無しさん :
「黒騎士伝説がどこまで続くのかマジで見ものだな」
0022 ただの名無しさん :
「現状、黒騎士を獲得した天照が他のギルドに比べて頭一個くらい上に出てる。最強すぎ」
0023 ただの名無しさん :
「実質特級冒険者ふたりだからな。日本最強ギルドではある」
0024 ただの名無しさん :
「今後の活躍を楽しみにしてます! そんな俺は黒騎士ファンでもあり姫のファンでもある」
0025 ただの名無しさん :
「贅沢天照セットやんけ」
0026 ただの名無しさん :
「お前らもっと冒険者たちを称賛しろ。騒げ騒げ」
0027 ただの名無しさん :
「天上なんて女性冒険者に無視されてるんだぞ。かわいそうだろ!」
0028 ただの名無しさん :
「春姫たんの冷たい言動……いい」
0029 ただの名無しさん :
「変態はよく沸くなぁ」
彼らの夜はどんどんふけていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます