10/14 大阪弁難しいよね

九ヶ月ぶりの日記です。まじか。

あのわたくし前の拙作は大阪弁や船場せんばことばで書いていたんですが、これが難しいなーという話です。


時代設定が大正時代ということや、船場ことば(大阪弁の中には入るがかなり特殊)がややこしいというのもあったんですが、今回はそういう時代考証的なことは置いておきます。


ルビがめんどくさいんです。


「違う」は基本的に「ちゃう」と読むので「~とちゃいますやろか」となるのですが、こういう言い回しはよく使うので、二回目以降にルビを振るか悩むんです。だって十何ページか離れたら自分だったら「ちがいますやろか」って読むもん。

それに自分だけの感覚かもしれないけれど、「ちがいますやろか」でも特に違和感はなかったりする。でも「ちゃいますやろか」のほうが大阪弁っぽい気がする。


それだけではなくて、たとえば「○○は××と違うてよう働く」とかの場合は「ちゃうて」ではなく「ちごうて」になるのでさらにややこしい。これも二回目以降ルビ振るか悩む。


拙作で特にややこしかったのが「雇人」(奉公人)で、標準語だと「雇人やといにん」になるのですが、大阪弁や船場ことばだと「雇人やといど」になるんです。標準語の登場人物と、船場ことばの登場人物が雇人について話す場面ではルビで頭がパンクするかと思いました。


大阪を舞台に書いていくときはこの問題が常につきまとうんだなぁ……ともう達観しています。嘘です達観できないです。

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気の向くまま日記 北沢陶 @gwynt2311

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