みちる日記 六月 十日 晴れ
今日はへんな日でした。全ぜん何も分かりません。お姉ちゃんと会う前のこと思い出そうとしたらあたまがいたくてむ理でした。
お姉ちゃんはとてもやさしいです。おいしいあめをたくさんくれて、ジュースもくれました。とてもおいしかったです。お姉ちゃんはぼくを家に帰してくれるそうです。ないちゃったのはずかしかったです。はずかしくてねたふりしてたらほんとにねちゃいました。
おきたあと、お姉ちゃんのお家で一しょにカレーを作りました。お姉ちゃんは料理が下手です。五回もゆびを切っちゃいました。ばんそうこうはってあげたら、頭をなでてくれました。うれしかったです。やさいはへんな形だったけどカレーはおいしかったです。でもおいしいって言ってもお姉ちゃんはうれしくなさそうでした。そっぽ向いてました。不思ぎです。
今、日記を書いてたらお姉ちゃんにほめられました。日記書くのはえらくてすごいそうです。うれしいです。
なんだかさびしいので、お姉ちゃんに一しょにねてと言ったらしょうがねえな、と言われました。ぼくしょうがない子なのかな。やっぱりお姉ちゃんこわい人なのかな。かえりたいです。どこかは分からないけど。
やっぱり一しょにねてくれるそうです。うれしい。いいゆめ見れたらいいな。
不良少女は少年と過ごす 蛙鳴未明 @ttyy
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