第19話 報酬算定改悪について

今年、ついに障がい分野の報酬改悪が

行われます。


これは、基本単価の引き下げと、

加算、加算の嵐です。


加算があればいいのでは無いか?

いや、この加算が癖者です。

加算要件を満たす事が難しい設定なのです。


以前は利用報酬は一カ月単位でした。

それが、一日単位となり、今回は

一日の何時間利用したかまで、細かく

算定されるようになりました。

それと、利用時間そのものを長くしないと

とてもじゃありませんが、人件費すら

出ません。


利用時間を伸ばすと言う事になれば

職員の労働時間は、残業と言う形で

解消するしかありません。


もっと細かく改悪されています。

これで、障がい児デイは閉鎖を決めたところが

出始めました。

これからは、どんどん株式会社のところは

手を引くでしょう。

ここを利用していた子供達は放り出されてしまいます。

さて、どこに行けばいいんでしょうか?

障がいのある子は環境の変化に弱いんです。

どこでもいいだろと言うのは、あまりにも

乱暴な気がします。


国のやり方はいつも同じです。

まずは、報酬を沢山つける。

これは、民間導入を促進するためです。

株式会社は儲からないところへ投資は

しませんから。

これで、一気に施設の良し悪しは別に

出来上がります。


今度は出来すぎた施設潰しに報酬算定の

引き下げをするのです。


これね、他人事ではありませんよ。

既に医療でもガンガンにやられました。

今、どうして、こんなに退院が早いと思いますか?

それは診療報酬が変えられたからです。

病名により、報酬は決められてしまいました。

つまり、初めに報酬を決められた以上、詳しい

検査や入院日数が長くなれば、赤字になりますよね。

入院が長くなってもその分の報酬は付かないのですから、、。

一日でも早く退院してくれないと赤字です。


中途半端な治療が目立つように思います。

こんなのやりたく無いのでしょうが

どうしようも無いのです。


消費税をあげたのは、医療や福祉に使うはずだったんじゃないのですか?


お金どこに使ったんですか?

私にわかるように説明してくださいな。

頭のいい、官僚さーーん。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る