第20話 水俣病

朝のニュースを観た時。

変わらないな、この国の上のもんはと

思った。


被害者団体と環境省との会合。

被害者の方が当時の苦しみを語る。

どうみてもご高齢である。

話し方もゆっくりになるし、すこし聞き取りにくい、同じ事を繰り返し話される。

仕方ないではないか。


こんな年齢になっても味わった苦しみを語るのは何故なのか?

それは、もう、2度とこんな事が起こってはいけない。

生き証人として話して下さっている。

教科書に書いてある、テストにでるから

覚えておこう。


そんな事ではないはすだ。


それを語る人がいることは、本当にあったこととして、受け止められると思う。


話が長いと何度も何度も注意をしている環境省の役人。

挙げ句の果てにマイクをオフにした。


そこに居た大臣は、そうした事は私は認識していなかったと平気で言う。


確かに、大臣よ、あんたが指示しなかったのかもしれない。

しかし、初めからタイムテーブルを作らせてたんでしょう?

官僚は忖度しまくり、マイクをオフにしたんでしょう。


初めから話なんて聞く気ないんでしょう?

恒例だからでしょう?


結局はマイクをオフした官僚君が

謝罪するそうだ。

たぶん、彼は責任とらされて、飛ばされるんだろね。


確かに、今の大臣や官僚にしたら

自分達がやったことじゃないし

知らないよと考えてるのかも知れないが。

いいですか?


大臣やるってのは、過去の過ちも含めての責任を負うのですよ。

官僚になるって、そういう事なんですよ。

国のほんの一部の超エリートさん、

何を目的にしてるんですか?


謝罪より、ちゃんと話を聞いておいで。

海を見ておいで。

熊本へ、行っておいで。




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