第13話 最後はエッチなセンセ
「そんなわけない? …じゃあ、証明してよ…」
「証明って何って?」
「そんなの…自分で考えてよ…」
「とにかく、今…、出来る事は…?」
「そんな事も…わからないの? …ダメな男の人だね……」
「下手な高校生より、全然…駄目だよ…」
「……わからない? …仕方ないなぁ…じゃあ…一回だけ、言うからね。それ聞き逃したら、センセに太もも触られた事、みんなに言っちゃうからね!」
(囁くように)
「………だ……抱き締め……」
(っぎゅ!!)
「て…」
「って…なに…してるのよ…まだ…最後まで言ってない…のに…」
「……胸…感じる?ドキドキ…してるの方の……」
「あ、そっち感じてたんだ! センセ、本当にエッチだよね……」
「…え?ドキドキしてる方も…感じる?…あたしも…」
「すんごい…センセ…ドキドキしてる……」
「それに…熱い……体が…ぜ~んぶ…熱い……」
「あたしの体に…興奮してるんだ……?」
「…え? それ以上言うな? …なんで? あ…もしかして…」
(モゴッ!)
(先生が慌てて女子生徒の口を塞ぐ音)
「……そっか…そんなに…あたしの事…好きなんだね…ありがと」
「でも、センセ? もう一つくらい、しても良い事…あるんじゃない?」
「え? 本当にわからないの? …センセって…本当に頭トロイ…」
「そんなの…一つしかないでしょ?」
「………わかった…みたいだね……」
「え?出来ない?……恥ずかしいから?…それとも…」
「……そ! そんな理由!? ……あたしの方が…恥ずかしい…よ…」
「……でも、いいよ…その条件で、してくれるなら……」
「え!? してくれないの? ……ここまで言わせておいて……」
「こんな事言うの…どれだけ恥ずかしかったと…思ってるのよ……」
「…それに……もう…あたしはセンセのほっぺにキスしたんだよ?」
「………本当に、良いのかって?……良いよ。センセなら…」
(サワッ)
(女子生徒の太ももの奥を撫でる音)
「あ…ん…」
(ん…)
(二人のくちびるが重なる音)
「…はぁ。………好きだよ、センセ……」
好きだよ、センセ。 涼 @m-amiya
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