第12話
春視点 (姉妹 姉)
「私は、お姉さん達のこと嫌い!!」
「うぅ、」
「ごめんなさい」
姉妹達ストレートに言われてとても傷ついている。正直めちゃくちゃ傷つく。妹さんはまだ小学3年生で、幼い。普通に幼い子どもに言われてダメージがデカいのもあるが、何よりも妹さんは家に大量の隠し撮り写真を保管するほど大切で可愛い存在なのでショックがなおデカい。
何より、この妹さんは普段からストー・・・見守っていると分かるが、めちゃくちゃ人当たり良く、兄の優には甘え癖や少し強気になるが、それ以外は人に傷つけることは絶対しなく、兄に憧れてることがよく分かる。とっても優しい女の子なのだ。だから今のセリフも兄を守る為にあまり言いたくなくて言っていることが伝わる。
「お兄ちゃんは許しても私はぜっーーたいに許さないから」
べぇーとしてる。
二人は申し訳なさと、同時に妹さんに可愛いと思ってしまう罪悪感も感じている。
そして、妹さんはトコトコお兄ちゃんの方に歩いて行った。
ーーーーー
夏視点
「ご飯美味しい」
「ありがとうございます!!優さん!」
姉の春から睨まれる。
良いでしょう、この時の為にずっと練習してたんだ。
最初は優の前に好きになった人のためだったが、今は完全にそのことを忘れている。
「・・・」
妹さんも無言・・・と言うことは美味しいって思ってくれているようだ。
そして再び姉が睨まれるが、
「(ドヤ)」
姉は悔しそうな顔している。
確実に距離を近づけていく夏
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