こちらは、「スキ緊」を書かれていらっしゃるあるまん様の短編集でございます。
多分ですね、少しでもお読みになられたら気づくと思うのです。何かと言うと「タイム感」の違いです。この物語は、とっても切れ味が鋭いのです。
物語の「タイム感」というのは筆者様により様々です。物凄く丁寧に書き込まれる方もいれば、サクサク進める方もいるし、平坦から急に深くなる方もいる。単純に言えばバトルシーンの書き方に良く出ます。
そして、こちらの短編は物語のストーリーが、ゲリラ豪雨みたいにどばーっといきなり来ます。だから読んでると「うぇぇええええええ!」と驚きます。そんな「タイム感」で僕らを驚かせます。
まるで達人の居合切りです。
切れ味鋭く、我々読者の思考を刹那に一閃し、さっとカッコよく背を翻し、そして瞬時に無言で去って行きます。
オチがどうとか、心理描写がどうとか、そういう短編セオリーの次元を軽々越えて、特殊なアングルから、特殊な構造でいきなり攻めて来ます。僕はめっちゃ頭いいなぁって驚くのです。
そもそもこちらの物語達は、近況ノートに書かれていた物語です。一切投稿せずは勿体ないなぁってフォロワーさん達が思っていた物語です。
だから、遂に出て来たこの短編集を、僕は全面的に、そして全力で圧倒的に、しかるに強烈な全肯定で応援しまくるのだと、只今レビューを書かせて頂いております。
お勧めさせて頂きます。
皆様、こちらの切れ味鋭い短編集をお読みになられて、ぜひ「うぇぇえええ!」とお楽しみ下さいませ。
宜しくお願い致します( ;∀;)