門を守る少年(day12 門番)

幼い頃仲の良い友達がいた。


病で苦しんでいると花畑や川辺で遊んでくれた。


門の手前で見送られる時必ず「もう来てはだめ」と言われ不思議だった。


あれから十年。


病は治り彼とは会っていない。


更に数十年。


「久しぶり」


変わらない姿の彼と盛り上がる。


「それじゃ」


見送りの時間。


今日は門の向こう側で。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る