私は1人。

完璧だったんだ。確かに。


でもダメだった。

「八方美人。」そう言われた。

最初は褒め言葉だと思ってヘラヘラ笑ってた。

その意味がわかった時、

恥ずかしくなって、虚しくなった。


自分でいようとしてもダメ。

いい子でいようとしてもダメ。

何をしたってどう頑張ったってダメだった。


どれだけ仲が良くても、明日は今日と違う。

どれだけ大丈夫だと思ってても、

明日は大丈夫じゃない。


私はどうやったって1人なんだって学んだ。


みんなで誰かの悪口を言う。

みんなで誰かを避けようとする。

みんなで誰かを嫌いになりたがる。


みんな自分がその誰かになるのが怖いんだよね

独りになるのは誰だって怖い。


だからって 誰かを独りにする

‘’みんな‘’の中には入りたくないと思った。


誰かが独りになるなら

私が1人になってあげる。


誰かを独りにするなら

私を1人にすればいい。


だけど私は、

みんなに流されて誰かを嫌いになるなんて

絶対したくない。本当に思ってないなら

無駄にその子を傷つけたくない。


私は私でありたい。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る