どっちなの(現在非公開、別エッセイからの抜粋です)

 それは今年の1月か2月のこと。ガーリーファッションにマスクといった姿でもって私が、コンビニで買い物をしていると、あとから新たにお客さんが入って来ました。


 どうやらタバコを買いたいようです。私がレジで会計をする一方、入店と共に同御仁は、その後ろは規定の位置に着き着き順番を待っています。


 で、やがて会計を済ませた後、(コーヒーを注文したので)紙カップ片手に私が、ドア付近のドリップマシンの前へ移動する間に、今度はその方がレジへ。そこで、ふと我が視界に入るに、それが小柄なご年輩であったことが分かりました。


 ともあれ、まもなく会計を済ませるや同御仁、なおドリップ機の前にいる私の方を、どうしてかジッと見ながら店を出ていきました。

 

 いえ、決して自意識過剰ではなく、確かに視線を感じました。私は目を合わせませんでしたが、それでも分かるほどに。


 となると、その視線すなわち、


 1.デカい女だなー


 2.男…?


 3.ニューハーフかな?


 いずれかの意の視線ではないか…と。


 でもなければ、そんな見ませんもんね、フツー。


 たとえば私が、鎧兜や十二単や綾波レイのコスでも纏っていたと言うなら、また話は別ですが… 

 

 しかし、大変失礼ながら、逆に私は同ご年輩に問いたい。


 あなたは、おじいさんなの、それともおばあさんなの…?


 と。


 ええ、いかに目を合わせなかったとはいえ、普通ならシルエットや佇まい等のみでも、どちらか判別できると思うんですが、はい…今回の同ご年輩の場合は、よく分かりませんでしたw


 いやま人間、年齢と共に性差が小さくなるとは聞きますが…


 あいや、たとえどちらであろうと、自分も性別についてとやかく言われるのはイヤなので、もうこれくらいにしておきます。


 といったところで、本日は以上です。


 それでは、またお会い致しましょう。


 サヨナラッ、サヨナラッ、サヨナラッ…

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