8話

 あれから数分後、彼は疲れて寝てしまった。

(寝ちゃったな…。)

 僕はカッターで腕を切り始める。するとサーバーが統合したのか人がたくさん集まってきた。

(うわ、。どうしよう、、。)

 これを見られたら厄介なことになりそうだと思った。僕は立ち上がって他のエリアに行こうとすると、数人の人達から話しかけられた。

「ね、君。なんで灯してないのに姿が見えるの?」

 既に遅かったみたいだった。僕はちゃんとした星の子じゃないから目立つんだろうな。

「…用事あるから。じゃ。」

 僕は断ると、腕を掴まれた。

(あっ…。)

「少しだけ話したいな。」

 どうやらこの人たちは僕のことをからかうつもりなのだろうか?そして無理やりチャッテに座られ、数人の人達が話し出す。僕はほぼ無言だったけれど、突然話しかけられた。

「君は、また新種の光の星の子かな?」

「…多分。」

「多分ってw自分でも分からないもんなんだなーw」

 と突然笑い始める。すると、

「闇の生物だったらやばくない?私たちの光奪わられちゃうんじゃ…。」

 とその人が言うとざわめく。

「しかも君、少し不思議な行動していたもんね。」

 すると僕が隠し持っていたカッターを取り上げられてしまった。

「あっ…、、やめてっ…。ぼくのっ…!」

「わっ!血がついてる!」

「ほらほらさっさと返しなさいよ!気持ち悪いじゃない!」

「あー悪い悪いwてかこの子必死すぎじゃね?大丈夫なのかよw」

 僕は無理やり取り返す。手が震える。

「ほらー、この子怖がっちゃったじゃないのーw」

「大丈夫?かなり怖い顔してるね。」

 僕は過呼吸になりつつも、

「っ…、用事…あるからっ…。」

 僕は立ち上がる。体がふらふらする。

「大丈夫かい?かなりふらふらしてるね?手伝ってあげるから。」

 と僕の手を握る。するとその人は火のついたキャンドルを取り出して僕の近くに近づけたのだ。悪気は無いのだろうけど…。すると僕の体がぼわっと焼けた。

「わっ!びっくりした…え?!!!も、燃えてるっ?!!」

 その人は咄嗟にキャンドルをしまう。

「おいお前ww何やってんだよww」

「すまんすまんーw」

 僕は焼けた衝撃で倒れ、動けなくなった。

「ねえ、どうする?この子、動かなくなっちゃったよ?」

「ほっとけば治るんじゃね?」

「少し可哀想だけど…治す方法分からないしね。」

 その数人は他のエリアに去っていった。僕は軽い火傷を負ってしまった。

「…ぼくの、不注意で…。」

 僕はいつの間にか気絶していたのか、朝になっていた。太陽が少しだけ差していて熱い。

「…影のある場所にっ…。」

 僕はがんばって影のある場所に着いた。彼が起きるまでこの火傷が治せない。

(…起こしても大丈夫かな…。)

 そう思っていると彼がむくりと起き上がる。

「ふぁ〜、よく寝た〜。おはよーお前。ってあ??!お前火傷してんじゃん!!!」

「ごめんなさいっ…。」

「そんなのはどうでもいいから、ほら、火傷してるところ俺に向けろ。」

 僕は火傷したところを彼に向ける。

「よかった…。怖かっただろう?もう大丈夫だ。俺がいる。」

 彼は僕の火傷を治すと、ハグしてくれた。

「ありがとう。」

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創作星の子 エンド @uni_endless

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