File.76 驚愕
『皆様!!こんばんは!!本日も様々なニュースをお届けしていきます!!今日のゲストは、この方々です!!』
芸能人や専門家などが紹介されていく…そして、全員の紹介が終わるとニュースが始まった…
『まずは、警察が調査していた殺人事件が解決しました…この事件は警察が数日前から調査していたものになります…』
そして、殺人事件の犯人の顔が出たところで俺は気づいてしまった…その映像に出てくる人物の顔が俺が見知っている人だということに…
「えっ…この人って…」
「大丈夫か翔太?」
「うん俺は大丈夫だけど…これって…」
「あぁ…超えてはいけない線を超えたな…」
「こういうのって警察が調査に来るものなの?」
「どうなんだろうな…警察が来るかはわからないけど、関わり自体はあるわけだからな…警察が来る可能性も考えられる…」
「そうなんだ…来ても別に何も悪い事しているわけじゃないから関係ないんだけどね…」
「そうだな…一応来たときのことを考えておくとするか…」
「こういう時の警察ってどういう対応をするんだろう…昔のテレビ番組とかであった気がするな…」
「そのテレビ番組は本当かわからないな…警察だって下手な対応をしてしまえば、テレビにさらされるからな…こういう表現はあれだけど、警察は馬鹿なことは見つからないようにやるか、隠れてやるんだ…」
「へぇ…そうなんだ」
「あぁ…今回のように殺人事件だったら、関係がある所に調査をするかも知れないが、ドラマでやるような調査はしないだろうな…」
「ドラマのやつは結構エグいやつあるよね…」
「あぁ…というか大丈夫なのか?」
「うん…自分の母親だけど、正直母親としてみれてないから…でも、心の何処かでは悲しんでる俺がいるかも…」
「今回は殺人事件だからな…身内と疑われることがあるかも知れない…もしそうなったら俺に言うんだぞ?俺が対応してやるからさ…」
「ありがとう…でも学校ではそんなことする人はいないと思うよ?色んな人と関わってきたけど、みんな優しい人達ばっかりだったよ…」
「知っているか?人間が本性を表すのは、自分に危機が迫ったときだ…簡単に言えば、自分が死にそうになった時、他には自分に危害が加わりそうになったときだ…後は、自分が周囲の人全員から批判されそうになったときだ」
「へぇ…そうなんだ…」
「あぁ、俺や先輩だって自分が死にそうになったら何をするかはわからないな…こういう話は知っているか?」
「どんな話ですか?」
「ある男は、幼い頃からずっと、一緒に居た女の子と年齢が上がると付き合うことになった…でも、男は女の子と一緒に帰っていたある日、数人の男に襲われてしまった…その男は自分が死にたくないがために、要求を全て呑んだ…家財も、衣服も…自分の持つ全てを彼らに渡してしまった…」
「…」
「男たちの最期の要求は…側に居た女の子だった…彼は当然それは呑めないと拒否したが、何度も暴力を振るわれると、怯えて要求を飲んでしまった…」
「…それじゃあ」
「あぁ…想像する通りの結末を迎えるだろう…彼は、彼女を差し出してしまった…」
「…」
「彼は世間からも、優しく、勇敢と言われる男だったが結局は自分の大切なものをすべて差し出すほどになってしまった…」
「…追い詰められるとみんな本性を出すってことですかね…」
「そうだと俺は思うな…これはちなみに先輩宛に届いた依頼の一部からだから実話だよ?」
「そうなんですか…日本は安全だと勘違いしてたかも知れません…」
「いや、実際安全だよ…でも、危険な人物は全然いるってだけさ…こんな話はやめて食事を再開しよう…」
俺は話を聞いて、母親は俺に追い詰められて本性を晒したんじゃないかと思った…普通人間は、法に縛られて殺人なんてよっぽどのことがない限り、しようとは思わないはずだ…
もしかすると中には、殺人を好んでする人もいるかも知れないが…
今日も見てくれてありがとうございます!!
皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!
小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!
完結しましたよ!!甲子園用の小説が!!完結した記念に載せていきます!!
殺人鬼に恋した女子高生
https://kakuyomu.jp/works/16817330660613916378/episodes/16817330660665494728
最新作を載せていこうと思います!!
セーブ&ロード~スキルの力で何度でもやり直す!!~
https://kakuyomu.jp/works/16817330660921570134/episodes/16817330660923435626
まだ合宿が続きます…正直疲れてきました…
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