File.69 歓談(零斗+高実視点)

「久しぶりだな!!零斗!!」


「久しぶり!!高実!!お前あの学校に居たんだっけ?」


「そうだよ!!あのクソ学校…本当に臨時教師なんてやってて損したよ…それに、あの会社も結局は駄目だったしな…本当に失敗ばかりしている気がするよ…」


「そんなこと無いと思うぞ…あの会社がお前に適切な給料を払わなかったのが悪かったんだ…お前が辞めたのはしょうがないと思うぞ?」


「そう言ってくれると助かるよ…これからどうしようかな…」


「う〜ん…今日はそういうこと考えるのは辞めておこうぜ?酒を飲んで忘れようぜ?」


「そうするか…お前は弁護士として成功してそうで何よりだ…最近はどうなんだ?どんな事件を担当したとか教えてくれよ」


「そうだな…お前の学校が深く関わっていた事件は、一応担当したぞ?」


「まじなのか?学校に来てた弁護士はお前の名前じゃなかったが…」


「学校に行った弁護士は俺の後輩さ…あいつあぁ見ててめちゃくちゃ可愛くてね…弁護士の試験のわかんない所を直接俺の所に聞きに来たくらいだぞ?」


「へぇ…かっこいい雰囲気だったんですけど、それ聞いちゃうとなんだか可愛く見えちゃいますね」


「そうだろ?あいつ、精一杯格好良く見せようとしているけど、むしろかわいいって感じがするんだよな…まぁ出来た後輩ってところかな…」


「へぇ…ちなみに何処らへんに関わってたんだ?」


「それはね…アイツに頼まれて、色んなところに行ってたんだよ…あの事件はテレビでも一時期放送されたろ?」


「そうだな…まさか俺も自分が担当していない生徒とは言え、びっくりしたよ…」


「そりゃびっくりするだろうな…朝起きて学校に行ったら苦情の電話が鳴り響く…そんな感じだったろ?」


「そうだな…テレビで放送されてからというもの、苦情の電話がずっとなってたよ…ほとんどの教員がうんざりしてたんだよね…でも中にはさ、こんな事を言ってたやつも居たんだ…」


「どんな事を言ってたんだ?」


「『冤罪の可能性を考えて学校からもなにか対処をしてあげてください!!』ってね…その電話を取ったのが俺なんだけどさ、校長と教頭にそれを伝えたらなんて行ったと思う?」


「なんて言ったのか、もったいぶらないで教えてくれ」


「校長と教頭はな…『冤罪?そんなことないだろう!!出鱈目を言うな!!』って言ってきたんだよ…挙句の果てには、自分たちだけでずっとなにか作業していたな…何をしていたのか分からなかったし、変に言ったらまずいって思って指摘できなかったんだけどな…」


「そんな事があったのか…大変な思いをしたんだな」


「それに加えてさ…あの学校の生徒本当にやばいよ…この前の事件のせいで新入生が入ることはないだろうし…もし入ろうとしてもそれは冷やかしだろうな…沈みゆく泥舟ってところか?」


「そうなのかも知れないな…恐らく今のうちに、あの学校と縁を切ったほうが良いな…恐らく何かしらで繋がってたらマスコミ共に目をつけられるぞ」


「そうなんだよな…でも俺、マスコミ共の対処をさせられてたからさ…結局意味はないと思うんだよね…まぁあの学校からはもう辞めたからさ」


「そうだったのか…それで今後どうするんだ?他の会社にでも勤めるのか?」


「そうしたいと思ってるんだけどさ…あの学校に一時的にとはいえ、勤めてたわけじゃん?そんな厄介者そうなやつを雇ってくれるとは思わないんだよね…雇ってくれるとしてもそれは、人手が必要な業界とか、闇が深いタイプだと思うんだ…」


「今、貯金はいくらくらい残ってるんだ?上手いことやれば問題なく生活することができるかも知れないぞ?」


「確かな…銀行に800万くらいはあったはずだ…それと手元にも100万くらいはあったはず…」


「そんなに持っているのか?正直びっくりしたよ…」


「そうだろうな…俺は今までほとんどの給料を使わないで、必要最低限で生きてきたからな…それでこんだけあれば足りるか?」


「そうだな…微妙なところもあるだろうけど、なんとかなる可能性が高いと思う…株とか分かるか?」


「あぁ…一応今でもやってるぞ?これで毎月一万くらいは…稼げてるかな…」


「そしたら、寝床を貸してやるよ…その代わり多少は働いてもらうことになるけどな?その間に、株に九百万をうまく分散しながら突っ込んどけ…飯は多少は出してやるよ…」


「本当か?正直嬉しい申し出だが…」


「良いんだよ…さぁ!!今日は酒を飲むぞ!!」


「あぁそうしよう!!すみません!!こっちに酒を!!」


俺等はこの後も数時間ほど飲んだ…久しぶりの酒だったからか、結構楽しく飲めた…ちなみに支払いは結構高かった…



今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!本日の内に、新規小説のあらすじなんかを載せて出そうと思っているので、よろしくお願いします!!



最新作を最後に載せていこうと思います!!

セーブ&ロード~スキルの力で何度でもやり直す!!~

https://kakuyomu.jp/works/16817330660921570134/episodes/16817330660923435626


今日の内にどんどんストックを作っていくつもりです…頑張ります!!




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