File.54 国語(二限目)

「さて…いいか?今日は漢字の小テストということを忘れているやつは居ないよな?」


今日はテスト続きのようだ…数学は小テストだったし…次の三限目はリスニングをたくさんするらしいし…結構今日はハードだな…


「先生!!皆の成績を上げるためにここは一つ…練習時間をいただけませんか!!本当にお願いします!!先生も再テストの人数が少ないほうが良いですよね!!」


「うっ…まぁ再テストの人数が少ない方がいいが…それならお前らに決めてもらうとしよう…ちょっと待ってろ…」


そう言って先生は黒板に文字を書き始める…


「よし!!選ばせてやる!!これから5分の練習時間を与えられた状態でいつも通りの採点をする…もしくは今から始めるかわりに再テストの基準を緩和する…どうだ?どっちが良い?」


「先生!!緩和ってどれくらいするんですか?それに今回のテストは50問ですよね?」


「全てが書きというわけじゃないんだから、安心しなさい!!いつもは八割って言っているけど…そうだな…今回のテストの八割は、40問正解…ふむ…それなら7割にしてやる!!35問正解するだけでいいんだぞ!!15問も間違えられるんだ!!俺やっぱり優しいな!!」


「先生はあんまり優しくないですよ…だってこの前も課題めちゃくちゃ出したじゃないですか…他の先生はあんまり出してなかったのに…」


「別にいいだろ!!それじゃあどっちが良いか聞くぞ!!じゃあ再テストの基準を緩和するかわりにすぐにやりたいって人!!」


俺は手が上がると思っていたが、ほとんどの人が手を挙げなかった…意外とこの条件は良いと思ったんだけどな…


「ふむ…それでは今から五分間の練習時間を取る!!それと菊池君はちょっと来てくれ!!」


皆は漢字テストに向けて練習をしている…中にはスマホを見ている人も居たが…まぁ関係ないし良いか…


「これからよろしくな!!菊池!!」


「よろしくお願いします…先生の名前ってお伺いしてもいいですか?」


「そんなかしこまらなくていいよ!!俺の名前は、工藤龍次郎って言うんだ…なん変な名前だろ?俺の母親どうかしてるんじゃないかな…」


「名前は別に大丈夫だと思いますよ…それで呼び出した理由は何でしょうか?」


「そうだった!!これを渡そうと思ってな…教科書だ!!」


「後一週間はかかると聞いていたのですが…」


「俺が直接出版社に行って取ってきた!!安心しろ!!教科書がないので授業を受けれませんとは言わせないぞ!!」


「そんなこと言いませんけど…ありがとうございます…」


「良いんだ!!俺等教員は君たち生徒を守り、成長を見届ける必要があるからな!!これくらい、全く持って問題ない!!」


「先生は結構熱血な感じなんですね…」


「それはそうだな…まぁ取り敢えず俺の名前を覚えてくれればいいぞ!!ちなみに範囲がわからなそうだから、漢字テストは来週からで大丈夫だぞ!!」


「分かりました…」


「俺の名字は何かは忘れたけど漫画のキャラの名前と同じらしいから、もし知ってたらそれで覚えてもいいぞ!!」


「あはは…取り敢えず失礼しますね…」


その漫画は昔子供の時に見たな…確か最近映画もやってたんだっけ?まぁいいか…それより皆の邪魔をしないように自分の席に座らなくちゃ…


俺は皆の邪魔をしないように忍び足で自分の机まで戻った…









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ファンタジーの小説って…なんか書きやすいと思うのは気の所為でしょうか…なんというか恋愛よりかはスラスラ出てくるんですよね…制作完了いたしました!!


そう言えば、皆様が見てくれているおかげで、甲子園用の作品も好調です!!後もう少しで書き上げることができるんですけど…時間が思った以上にかかってます…申し訳ない!!


カクヨム甲子園用の作品完成しました!!短編になりますが、20000文字を予定しているので、よろしくお願いします!!


カクヨム甲子園用のほうは、なんかめちゃくちゃ評価高いんですよね…


星が800超えました!!やったね!!フォロワーも2200人超えましたし!!いつも本当にありがとうございます!!

















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