File.52 身勝手な復讐(母親視点)

私は包丁が入ったカバンを持ち、移動を続けた…一度会ったことがあるから、問題なく移動することが出来た…お金も多少持ってきているので最後に食べ物を買っていく…


「この食事を終えたら…これで…」


私のカバンの中には大量に包丁が入っているが、それ以外にもロープやのこぎり…様々な物が入っていっる…でもこんな物で傷つけたらどうなってしまうんだろう…それに私は殺してしまったらその後どうすれば良いんだろう…


「警察に出頭でもすれば良いのかな…そもそも私が殺しても…意味があるのかな…」


私はぶつぶつと呟きながら食事をする…食事が終わり、再び歩き出す…


「さて…ここか…」


風のうわさでは会社から追い出され、両親との縁も途絶え、友人たちとも関係を解消されてしまったらしい…いい気味ね…


「一応此処はマンションになっているし…ボロボロだけど…どうやって入ろうかしら…一応ロックはあるし…それに住人は居るみたいだし…」


ボロボロのマンションだが、見た感じ部屋の数は12個…つまり最大で12の家族又は個人が住んでいることが分かる…それに、部屋同士が近いと考えられもし大きな音を出そうものなら響き、住人が怒ってくるだろう…隣の住人は壁を殴ってきたり、下の階の住人は上に向かって物を投げてくるかも知れない…


「取り敢えず装って入ってみよう…行けるかも知れないし…」


結構行き当たりばったりな計画だったが…果たしてうまくいくだろうか…


「すみません…少しお話したいことがあるんですが…」


中からはあまり、音が聞こえてこないがこちらに向かって歩いてきているのが分かる…バッグの中を確認しながら、一つ包丁を取り出す…


「あっ…あの…誰ですか?」


「私は住人のものです…ドアを開けてもらえませんか?」


「わっ分かりました…」


そしてドアを開けた瞬間に包丁を見せつけ、押し入る…


「だっ…誰!!」


「私のこと覚えてない?貴方が私の息子を犯罪者にする寸前までしたんでしょ?数日間は本当に犯罪者として見られてたのよ?」


「あのときの…なんでそんな物騒なものを持っているんですか…しまってください!!今日は何の要件で来たんですか!!」


「私はね…貴方に払ったお金を返してもらってないな〜って思ってさ…だから今すぐ支払いしてくれない?500万円…払えなかったら…どうなるか分かってるよね?」


「もう無理なんです…そんなお金私には有りません…それにお金を借りることも出来ません…」


「私達が支払った金は何に使ったの?言ってね?」


「…ゲームに使いました」


「は?ゲーム?そんだけの大金を全額?頭おかしいんじゃないの?それに銀行から借りられないってどういうことなの?」


「…もう既に借りていて…それに色んなところから借りてギリギリ生活できているので…正直厳しいんです…」


「へぇ…それじゃあ…楽にしてあげるよ…今の生活は苦しいんでしょ?死んだほうが楽なんじゃない?」


私は包丁からのこぎりに持ち替える…するとあからさまに怯えた表情をし、顔をこわばらせて言った…


「嫌です…死にたくはありません!!だいたい私に金を返してもらおうと言ってますけど、ではないですよね?だってあのお金は貴方が稼いだお金ではないでしょう?それに私が知っている限り貴方はまだ親子間で話をできていない様子ですが…」


「いちいちうるさい!!もう死になさい!!せいぜい私のストレスのはけ口にでもなれ!!」


私はそう言って持ってきた様々な凶器を振り下ろした…突き刺し、切り裂き…気づいた時には、手は真っ赤に染まり、部屋も深紅色に染まっていた…そして光が血を照らし、部屋の惨状が見えてくる…


目に見えるもの全て日がついていて、その地の本人はそこで倒れている…床の部分にも血が溢れ、大変なことになっている…


「あはは…ついに…殺してしまった…」


人としてやってはいけないことをしてしまった気がするが気にせずにいよう…それにこれからは自分の証拠を隠滅しなければいけない…どうするか…


私は最小限の物音だけでこの部屋を出た…悲鳴は出ていたはずだが、以外にも気づかれないものなんだな…


それともが聞こえていたのか…そこまでは私もわからない…








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見てくれてありがとうございます!!


週間ランキング5位以内を維持することを目標に頑張っています!!また、本日の目標数の星やフォローをしてくれると嬉しいです!!皆さんからの応援コメントも楽しみにしています!!


現在3位!!大体この作品の投稿を始めてから3週間くらいは経過したかな?夏祭りやらいろんな行事で皆さん忙しいですよね…俺も課題に追われています…レポート課題が特にキツイです…


ファンタジーの小説って…なんか書きやすいと思うのは気の所為でしょうか…なんというか恋愛よりかはスラスラ出てくるんですよね…ちなみに現在制作中です!!乞うご期待!!


そう言えば、皆様が見てくれているおかげで、甲子園用の作品も好調です!!後もう少しで書き上げることができるんですけど…時間が思った以上にかかってます…申し訳ない!!


カクヨム甲子園用の作品完成しました!!短編になりますが、20000文字を予定しているので、よろしくお願いします!!


殺人鬼に恋した女子高生

https://kakuyomu.jp/works/16817330660613916378/episodes/16817330660665494728


入賞目指して頑張るぞい!!ただ完成までめちゃくちゃ時間がかかってる〜(泣)応募終了までに頑張って終わらせないと!!


後少しで終わりそう!!


カクヨム甲子園用のほうは、なんかめちゃくちゃ評価高いんですよね…




星が800超えました!!やったね!!フォロワーも2200人超えましたし!!いつも本当にありがとうございます!!


本日中に新作出せるかな…



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