File.49 授業

教室に到着すると、クラスの皆が俺の方を見て挨拶してきた…


「おはよう!!菊池君」


「おはよう…ふわぁ…」


「あはは!!菊池君もしかして眠いの?」


「そうなんだよ…ちょっと最近疲れてるのかもしれなくて…それでちょっと今日は自転車でこっちに来るのを避けたくらいなんだ…」


「そんなにか…きつかったら保健室に連れて行ってやるからいつでも言えよ?」


「うん…ありがとうね」


「そう言えば菊池君は…」


話しかけてくれるだけでこんなにも嬉しい気持ちになるとは思わなかった…こんな感情になれたのはいつぶりかな…


「菊池君!!こっちに来て!!」


「うん…」


俺を呼んだのは斎藤君だ…今日はいつもよりも目の隈が深い気がする…いつもは少し暗いくらいだけど、今日はいつも以上に暗い…


「斎藤くん大丈夫?いつもよりも目の隈が深い気がするんだけど…」


「あぁ!!それはね…いつも以上にゲームを夜遅くまでしたからなんだよね…本当は2時くらいまでで終わる予定だったんだけど、4時までやっちゃってさ…あはは…」


「何のゲームやってたの?FPS系?」


「そうだよ〜結構一試合が長いからすぐに時間が経っちゃうんだよね…30分くらいで一試合終わるんだけど、負けたり勝ったりするからね…」


「はは…それで俺を呼んだ理由は?」


「すっかり忘れてた!!菊池君と喋るのは楽しくていいな!!」


「俺も喋るのは楽しいから好きだよ…」


内心ではさっさと内容を言ってくれないかな…と思ったが、まぁしょうがないか…


「取り敢えずこれが使う教科書ね…一応コピーを取ってきたからこれで対応できると思うよ?多分…後一週間もすれば、教科書が届くだろうからコピーとかでお願いね?」


「うん…ありがとう…」


「数学以外も…これと…これ…これで全部かな〜」


「ありがとう…コピーしてくれて…」


「良いの良いの!!家にはさ〜親が使ってるコピー機があるからそれ使えばいいからさ!!」


「コピー機ね…」


俺はたしかコピー機を捨てた…それ以外にも持ってきたものの中で、家族が触ったものは全部捨ててしまった…お金はかかったが、全て買い替えた…


この判断は正直正解だったと思う…だって処理するまでずっと吐き気が止まらなかったんだ…魁兄の家に来てから、一番気にしていたことがこれだったのだ…


「取り敢えずこれで大丈夫かな?」


「うん…ありがとうね斎藤くん」


「良いんだよ!!まだ入ってきたばっかりなんだし、わかんないことが有って当然だろ?むしろわかんないことがなかったら、俺含めて皆びっくりするよ…」


「転入生とかがわからないから聞いてくるってことはよくあるからね…うちの学校ではまだなかったけど…」


「他の学校では良く転入生とか入ってくると思うんですけど…ここはなんで俺が一番はじめの転入生なんです?」


「言われてみるとなんでだろうね…まぁ一番は転入する基準が厳しいからじゃないかな…入学のときの条件よりも難しいって噂だよ?」


「へぇ…入学のときの条件は話に聞いていましたが非常に厳しいと思いますよ…ここの学校に来て性格が悪い人が居ないのが本当にびっくりしました…それに暴言を吐く人も見ないですし…」


「この学校じゃそんなことしたら何されるかわからないよ…暴言なんてこの学校内で言ったことがある人いるのかな?」


「暴言ってわけじゃないけど、人をばかにするようなことを言ったらこの学校じゃ重い処分がくだされるぜ?」


「へぇ…そうなんだ…」


「菊池くんは心配しなくても大丈夫だよ!!恐らく入学よりも厳しい転入の条件を満たしているんだからね!!それに普通に過ごしていれば全く問題はないよ!!」


このクラスの雰囲気はいいな…できれば小学生の頃からこういうクラスが良かったな…いじめもなく、皆が笑顔で過ごすクラス…イジメをする人なんて居ないクラス…此処にいる人達ともっと早く知り合いたかったな…






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見てくれてありがとうございます!!


週間ランキング5位以内を維持することを目標に頑張っています!!また、本日の目標数の星やフォローをしてくれると嬉しいです!!皆さんからの応援コメントも楽しみにしています!!


現在3位!!大体この作品の投稿を始めてから3週間くらいは経過したかな?夏祭りやらいろんな行事で皆さん忙しいですよね…俺も課題に追われています…レポート課題が特にキツイです…


ファンタジーの小説って…なんか書きやすいと思うのは気の所為でしょうか…なんというか恋愛よりかはスラスラ出てくるんですよね…ちなみに現在制作中です!!乞うご期待!!


そう言えば、皆様が見てくれているおかげで、甲子園用の作品も好調です!!後もう少しで書き上げることができるんですけど…時間が思った以上にかかってます…申し訳ない!!


カクヨム甲子園用の作品完成しました!!短編になりますが、20000文字を予定しているので、よろしくお願いします!!


殺人鬼に恋した女子高生

https://kakuyomu.jp/works/16817330660613916378/episodes/16817330660665494728


入賞目指して頑張るぞい!!ただ完成までめちゃくちゃ時間がかかってる〜(泣)応募終了までに頑張って終わらせないと!!


後少しで終わりそう!!


恋愛要素はありますよ…ただ、登場するのが先伸ばしになっちゃってるだけなんですよね…申し訳ない…




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