-IF- File.2 対話

「貴方が被害者ですか?」


「えぇ…貴方は?」


「私はあの子の母親です。貴方は本当に痴漢をされたのですか?」


「そうですよ!!貴方の息子さんにお尻を触られたんです!!お宅の教育は一体どうなっているんですか!!」


「痴漢ね…まず、貴方は私の息子に痴漢されたと言いたいんですよね?」


「そうです!!おって慰謝料を請求します!!」


「良いんですか?確証もなくそうやって請求して…仮に私達がその慰謝料を払ったところで、この事件が冤罪と証明された場合、貴方を痴漢冤罪で訴えることも可能ですが…どうしますか?」


「私を脅しているつもり?ふざけないで!!私は痴漢されて傷ついたのよ!!」


「傷ついた…それならよくもまぁそんな元気で居られますね…私は正直警察を当てにしていません…ですからこれからは弁護士を通して話しましょう…貴方みたいに人を陥れる人が私はなの」


「あんたも息子に騙されて可愛そうね!!息子が犯罪者にならないように必死に強がっているのは分かっているわ!!」


「はぁ…取り合えず貴方と居ると正直むかつくから私は家族と一緒に帰ることにするわ…覚悟しておくと良いわ」


「そっちこそ!!慰謝料たんまりと取ってやるわよ!!」




母さんはこっちに向かって歩いてくる…どうやら話し合いが終わったようだ…


「翔太…少しの間色んな人から嫌がらせを受けるかもしれない…だから学校には正直行ってほしくないの…この事件が解決するまでは…」


「うん…俺も今回の事件で正直外出るのが怖い…本当は学校にだって行きたいし、友達にも会いたい…でもあいつらはあくまで高校から知り合ったんだ…家族ほど俺の事を理解していないだろうから俺の事を犯罪者を見る目で見てくるだろうな…」


「私はね?翔太に傷ついてほしくないの…だから少しの間でいいから我慢していて?お願いできる?」


「うん…俺我慢するよ…ちなみにあの人と何を話してきたの?」


「ん?あ〜あの人ね?私達がどれだけ怒っているかを伝えてきたのよ!!私達の子を傷つけておいて、許されると思っているのかしら?」


「あぁ。俺は絶対に許さないから安心しろ…どんな手を使ってでも破滅に導いてやるから…翔太は事件が解決するまでは安静にしていな?」


「わかった…」


父さんと母さんは冤罪に巻き込まれた俺のことを信じてくれた…それが俺をつなぎとめてくれている…父さんや母さんは帰ってから直ぐに色々な所に電話をかけて居るみたいだ…


「お兄ちゃん…大丈夫?」


「大丈夫だよ…確かに取り調べがあれだったけど、一応傷はないし大丈夫だと思うよ…」


「お兄ちゃん…私はね…他の皆がお兄ちゃんを信じないで心無い言葉を言ったとしても私はお兄ちゃんの味方だから!!」


「…ありがとうな」


「私はお兄ちゃんの妹なんだよ?それにこういう窮地に立った時は家族皆で協力して乗り切ろう!!」


「そうだね…ありがとう…なんか元気が出たよ…」


正直妹は俺の事を『変態』とか『痴漢野郎』みたいな感じで馬鹿にしてくるのかと思った…でも実際は俺の事をなんとかして励まそうとしていたのかもしれないな…


「良い妹を持ったな…ありがとう…」


「良いの!!それとさ!!ここの問題わかんないから教えて!!」


「良いよ…これはね…」


俺は家族が居たから、今笑えているのかもしれない…もし、家族が、犯罪者を見るような目で俺を見るなら…俺は…


してかもな…冤罪なのに誰にも信じられずに批判続けて、ついには心を削って自分一人で孤独に戦うことは出来ない…


家族が居たからこそ…俺はおかしくなっていないんだと思う…俺は『家族だけはなんとしても守ろう!!』って思ったんだ…


俺のことを信じてくれてありがとう…









ちょっとエピソードを作る時に悩むようになってきたので、此処でIFルートを作っていこうと思います!!このIFルートでは、家族のみが翔太を信じてくれた世界線で、残念ながら、このルートでは魁兄とは連絡を取れなかったので魁兄は登場しません…(´・ω・`)


家族はクズではなくめちゃくちゃ優しいので困惑する人もいるかも知れないので第二章としてこっちは出していこうと思います!!


IFルートは皆さんと一緒に作っていきたいので応援コメントにて様々な意見を募集します!!


例えば、家族も魁兄にも連絡を取れなかったために完全に壊れてしまうルートとかですかね?そういう感じでルートの提案をしてもらっても大丈夫です!!


皆さんからのコメントを心よりお待ちしております!!


それと、この小説のフォローと☆での評価をよろしくお願いします!!


ランキングが上がると私が泣いて喜びます!!つまり!!応援よろしくお願いします!!


今日の目標は⭐️750フォロワー2075到達!!


このIFルートについて新しい小説として移してから書いたほうが良いと思いますか


明日か今日の内にルート別で分けときます!!


応援コメントにて、登場人物のイメージが壊れるとの意見があったので、対応します!!


IFルートの方をみたいって方は新しく作った方でよろしくお願いします!!

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