File.27 高校
『話が終わったみたいだな…』
「うん…」
魁兄と零斗さんは今、スーパーで買物に行っている…俺はこの犬の事を観察しながら話すことにした…
『取り敢えず…お前が黒と呼んでいるあいつはまぁまぁ優しいやつだからなるべく頼ってやってくれ…あいつは一番頭が良いらしいから頼るならあいつだ…』
「うっ…うん…それで君はどの段階で生まれたの?」
『俺自体は…確か黒が生まれてから3週間くらいかな?お前が一回動物に引っ掻かれたことあったろ?あの段階だ…』
「懐かしい…そう言えばそんな事もあったね…」
それは俺がいじめられ始めてから1ヶ月位が経過した頃だった…俺は近所の神社でいじめをされませんようにって祈ってたらしいんだ…俺自身はそこの記憶が正直曖昧なところがあるけれど、その後の事は覚えている…
俺が神社から帰ろうとして道を歩いていると、急に猫が出てきてお互いにびっくりして固まっていた…そして猫が逃げるのを俺が追い、追い詰めると俺の腕に噛み付いてきたのだ…
確か結構痛かったんだよな…まぁ別に病気になったわけじゃないから大丈夫なんだけどな…
『いじめられてから確か2ヶ月で解決したんだよな?あの弁護士の人がさ』
「うんそうだね…それと犬ってどうやって世話をすればいいの?」
『俺の出番か…任せな!!俺はお前みたいに運動はできないし、かと言って勉強が凄いできるわけでもない…まぁ動物に関しては色々なことを知っているがな…』
「それは助かる…それじゃあこれはどうやれば良いんだ?」
『それはな…』
俺はこの動物に詳しいこいつを翠と呼ぶことにした…俺の好きな色は元々黒と青だったが最近は緑も好きなんだよな…
『お前さ…流石に色で名前をつけるのは悲しいぜ…』
「ごめん…いつかいい名前をつけるから!!」
俺は魁兄と零斗さんを待ちながら会話を続ける…
「そう言えば君は俺のことをどれくらいから知っているの?」
『お前が猫に引っ掻かれてからの記憶は全部あるな…共有してやろうか?』
「なんかトラウマを思い出しそうだから共有するのは止めておくよ…それと猫に引っ掻かれて君が生まれたのか…なんか変な条件で生まれるんだね…人格って…」
『まぁ取り敢えずそんな事を気にしなくてもいいだろ…そう言えばお前学校行くんだっけ?』
「うん…この学校だね…見れるか?」
『大丈夫だ…この学校はどんな感じの学校なんだ?』
「俺もこれから調べようと思っていたからあんまり分からないんだけど、零斗さんいわく、成績ではなく、性格や人間性を見る学校らしいんだけど…正直わからないんだよね…」
『成績をあまり重視しない学校ならお前や俺等にぴったりで良いんじゃないか?』
「やっぱりさ…学校でのテストの点数って自分の評価になるじゃん?だから成績をあまり重視しないってのは魅力的ではあるんだけど大学に向けて考えると、どんな感じの成績の付け方になるのかってのも気になるし…」
『それを今から調べようってことか…まぁなんだ…頑張れ!!俺はそういうめんどくさいのは嫌いだから俺は休むな!!』
「はぁ…調べるか…」
高校名は、永明高校というらしい…意味的にはこの学校に通う子たちが永く明るい道を歩めるようにという意味だそうだ…理念は勉学と部活動の両立で、この学校の評価は他の学校よりも群を抜いて高く、調べた所毎年の倍率は3倍は超えるらしい…
学校の評価が高い一因として、いじめが起きないこと先生が分かりやすく授業してくれていることで、普段から勉強をするようになったと親の声が大きい…更に、独自の観点から評価するため、外部での様々な活動も学校の評価に繋がるため、様々な活動に積極的に参加する子が多くて近隣住民は助かっているらしい…
テストも他の学校に比べて優しいらしい…それに様々な職業体験ができるとあって全国的に人気が高いらしい…
どれだけ成績が良くても、受験の段階で中学校での生活などが全て報告され、いじめをしていればこの学校を受けることさえ出来ないらしい…まぁそんな事は当たり前だよな?だっていじめなんてことをするやつが悪いんだから…
まぁ調べても正直あまり情報が出てこなかったので魁兄や零斗さんと一緒に今度言ってみようかな…
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見てくれてありがとうございます!!
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現在3位!!順位をもっと上げたいですね!!
現在新しい小説を作成中です!!題名は『殺人鬼に恋した女子高生』です!!何話か書き次第投稿していきますのでその際は皆様よろしくお願いします!!
皆様からの応援コメントはいつも楽しみにしています!!誤字をしていたら報告していただけると幸いです!!
これからもよろしくお願いします!!
新しい小説は一応甲子園用で考えているので短編になります!!皆様からの評価が良ければ続編を書いていこうかな…と思っています!!またはリメイクしようと思います!!
一応18時30分以降に投稿可能そうなので投稿しようと思います!!
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