第5話 リーシアの最強への道
俺は鴨神 龍也。
現在龍の少女とリーシアは龍神族のしきたりによって殺してしまった兄妹に会うために、龍の少女に力を借りる事になった。
「私の準備はできた。リーシアはどうだ?」
「私も準備は出来た。よし守護霊に会える魔術をかけてくれ」
「分かった。では、かけるぞ。《ガーディアンホープ》」
すると、リーシアの意識が無くなるように布団に倒れ込んだ。
「今はどういう状態なんだ?」
「えーと、意識をエネルギー状態にして守護霊と話してる。ようは仮死状態だ」
「え!?それ大丈夫なの?」
「安心して。体に魔力の紐と繋がっていて、時間になれば引き戻される」
「それなら良かった」
それから、4時間も待った。すると、リーシアはごそごそと動き始めた。
「おはよう。あれからどの位たった?」
「えーと4時間かな」
「私はかなり寝ていたのね。龍の少女もありがとう」
「で兄妹達はリーシアに何て言ったんだ?」
「私達の分まで長生きして、私達はあなたの守護霊としてついてるから楽しいことをしてくれれば私達も楽しいって言ってくれた」
それを、泣きながら話してくれた。
「それで、龍の少女にお願いがあるんだけど、ゴーレムに守護霊とか霊体を移す事って出来るの?」
「出来るけど、かなり魔力と移すために使う大量の魔力に耐えられる素材で出来たゴーレムそして、1番大切なのは相手の合意が必要だけど準備も大切だからね」
「それくらい覚悟は出来てるし、準備も出来る。だから、お願いしたい。どれだけ時間がかかったとしても」
そして、次の朝
「いやー、ゴーレムの素材は何が良いんだ?」
「それならミスリルか龍核石が良いと思う」
「なら龍核石の方が良いんじゃね?」
「いやでも、珍しい鉱石の上に価格も高い。そらに、強力な魔物か濃い魔力があるダンジョンでも無ければ取れないよ」
「それなら、龍王洞窟に行くのはどう?」
「…………………」
「あーと、知らなかった?」
「いや…鴨神は馬鹿なのか?」
「え?何で?」
「いや、鴨神は龍王洞窟に行ったことある?
マジであそこはヤバいよ。強力な魔物が一階層から出てくるんだよ?」
「知らないわけ無いだろ。でも、今は蒼炎龍がいるでしょ?蒼炎龍の魔力量と魔術あれば俺らでも走破出来るだろ」
「確かにそれはあるか。いやでも、キツくないか?」
「あのさリーシア。自分で言ったことに、責任もとうぜ。それくらい出来るって言ったの誰だっけ?」
「うっ、私です。」
「リーシアはどうしたいんだ?昨日の覚悟はその程度なのか?」
「そんなこと無い!分かった行こう!」
「俺からもお願いする。師匠やクラン、龍の少女も手伝ってくれ」
「私は龍の少女ではなく名前もある。イリスって名前だ」
「……そう言えばあなたの名前を聞いて無かったね。ごめんなさい」
「別にそれはいい。それより、私だけなら龍核石を取ってくるのは可能だけど、あなた達を守りながら進むのは厳しい」
すると、リーシアが
「これは、私のことでイリスだけに任せるわけにはいかない。そして、私が行かなければ自分を許せなくなる。だから、私だけでも連れてって」
「いや、駄目だ」
「え!?…どうして、何で…何でよ!」
「お前を一人で行かせるわけには行かないって言ってるんだよ」
「…………ありがとう。…本当にありがとう」
そして、腹を割って話あってスッキリし、仲間の絆が深まった。
そして、次の日の午後。
「よし。準備は整った。龍王洞窟に向けて、主発だ!行くぞー!」
そして、その光景を見ている一つの陰があった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます