第497話 光年 ⛪
おかしな言い方ですが、正しい歩行フォーム(腸腰筋の鍛錬を意識した大股)さえとりたがらなければモートン病も大目に見てくれることがわかって来たので、数日来の秋霖が一転した小春日和に誘われ、近所をゆっくり散策してみました。からっとした風に吹かれていると、どんどん足早になりがちなので、要自粛ですが……。(^-^;
遅ればせの桜の紅葉、淡い山並み、真っ青な空に浮かぶ軽そうな雲などを楽しんでいるうちに、かつてよく来た音楽堂公園に着いていました。連休なので、どこかの教室の発表会があるらしく、正装した少年少女がそれぞれの楽器を抱えたり背負ったりしながら、同じくドレスアップした保護者と一緒に入り口に吸いこまれて行きます。
🎼
思い出すまいとしても無理な話でした。子どもたちのピアノ発表会、好きだったり義理だったり(笑)した内外アーティストのコンサート、さらには、仕事時代に企画した各種イベントetc. たくさんの場面が素早く脳裡に引き出されて来ます。そして、光年のほんの一瞬に過ぎない現在・過去・未来という例の諦念めいた思いも……。
湿っぽくならないうちに目を伏せて退散し、当たり障りのない住宅街を無心に歩きまわっているうちに二時間余りが経過していましたが、心配していた足裏も痛まず、ふくらはぎも堅くならず、いい感じにメンタルも整って帰宅できました。これに気をよくして明日もまたなんて思わないように「自粛自粛」と言い聞かせながら。(^-^)
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※公園の東屋で休んでいると、かなりの高齢女性がこちらに向かって来ます。あら、知っている方かしら。でも、ちがったようです、「となり、いい? ほかのベンチはまだ濡れているから」。なんとなく「話しかけないで」オーラを感じたので遠慮していると、数分後、軽く会釈して去って行かれました。は~、どんとはれ。(*^。^*)
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