第496話 年輪 🪵
大時代の代名詞風な扱われ方をしている「年輪」という言葉を久しぶりに誇らしく思いました。東北から集団就職で上京し、同じ身の上の妻と力を合わせて生きて来た高齢男性が、裸一貫で起こした町工場を潰したあと、どうしても勉強し直したいと通い始めた夜間の高校で、この国の未来に希望を持てずにいる若い同級生と衝突する。
同じく集団就職先で吸った粉塵のため肺を病む妻になにもしてやれない「この自分が許せないんだよ!!」どんと胸を叩くイッセー尾形さんの熱演(こういう言葉も歓迎されませんよね~(^-^;)に思わず涙しながら、たまたまの時代&環境に生まれたがゆえの航跡への批判に口を閉ざし、黙って消えてゆくしかない無念に思いを……。
🎌🛣️ 🎌🛣️ 🎌🛣️ 🎌🛣️
※小学校の地域学習とかで、怖いほど意気軒高な老人が「好ききらいなく食べないと大きくなれんぞ」講堂のマイクでがなっていましたが、時代錯誤なああいうの、いい加減やめてもらえませんか。学校幹部のミスキャストが問われることは当然ですし、黙って聴かされている子どもを針の筵にするのって、公的いじめですから! ! "(-""-)"
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