第488話 エピソード 🎸
その場の空気感をぜひとも味わいたかったな~。この小さな水の星の小さな島国のとある小さなカフェの隅の席に座っている一読者をそんな気持ちにさせるペンの力にあらためて敬意を表しました。気障で甘ったるい恋愛小説ばかりという印象だった(読みもせずにどうもすみません_(._.)_)作家さんの本質を見た思いでもあり……。
神聖なる「ラ・マルセイエーズ」をレゲエ・バージョンでうたうとは怪しからん。大挙してコンサート会場に押しかけた右翼の前に立ったセルジュ・ゲンスブールは、ただひとりアカペラでフランス国歌をうたいきった。その瞬間、客席を埋め尽くしていた軍服がいっせいに立ち上がり、壇上の英雄の勇気に敬礼を贈った。\(^o^)/
ご自身もロック・ミュージシャン出身で、長くパリに活動拠点を置いている辻仁成さんが三十代のころ、音楽から文学に立ち位置を移して間もなく出版されたエッセイ集は、三十数年後のいまも新鮮な輝きを放ち、少しも色褪せて見えません。この歳で恋愛小説はちょっとね~(笑)のヨウコさんの胸にも直球で届いてくれたようです。
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※短歌番組の選者が言っておられました「たまたま作品を採られたからといって傑作というわけではなく、逆に採られなかったからといって否定されたわけではない」。それはそうですよね、選者といっても一個人の狭い見解が基準なんですし、そのときいいと思っても年齢や経験を重ねれば臍を噛む(笑)ことになるかもしれませんし。
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