　小説より奇とはいうものの、神をも畏れぬ所業を成せる人間は怖い。そんな感懐を抱いたのはつい先ごろのことですが、そのおぞましい恣意的所業により組織を追われた当人が、まさかその世界最高峰の栄誉に輝いて、雑誌の巻頭カラー口絵の記念写真の中央におさまっているとは……。直接の知人ではないですが、うるっとしました。

　かつて無知な耳に熱く吹きこまれた毒に素直に染まり、とんでもない醜聞とばかり思いこんでいたのですが、なんと真実はその真逆で、あってはならない冤罪であり、しかも師匠が長年の弟子を自ら陥れたのだと関係者から知らされたときの驚愕……。まこと人間界の諸悪の根源は嫉妬であることを、まざまざと思い知らされました。

　ここで私事に引き寄せる卑怯（笑）を承知で申し述べますが、同じくありもしないことを新聞にでっち上げられて、長いこと地域社会の冷視線にさらされた身として、いわれなき放逐に挫けず、数十年にわたる苦闘の末の天晴れな挽回に、ひそかな大拍手をお贈りさせていただきます。晩年に間に合って本当によかったですね～。(*'▽')

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※けっこう本気で心配していましたが（笑）少なくとも朝晩は忍び寄ってくれていますよね～、秋（地域差はあれど）。十月まで来ないと大胆な予言をなさった某地方局の気象予報士さん、プロならばプロパガンダ（笑）めいた発言は控えるべきでは？　一方、市井のわたしたちも他者の気を滅入らせる負の発信は遠慮すべきと思います。