第452話 いまだよ 📝
あまりにいろいろなことが起こり過ぎ、とてものことに十年近い歳月が経ったとは信じられないのですが、当事者の感懐を置き去りにして、時間はどんどん進んで行くのですよね~。秋彼岸と共にさしもの残暑も終幕を迎え、季語でいえば秋湿や秋思のお膳立てがそろったせいか、ふとそんなことを考えてみる今日この頃でございます。
何十年も経営して来た事業を閉じるとはどういうことか、いやというほど痛く痛く思い知らされました。とにもかくにも目の前に山積する事案をひとつずつ処理しなければならなかった、あのすさまじいエネルギーの余韻が心身の奥の方に残っていて、ときどき出口を求めてむずかるのです。それにしても元気なうちに閉じてよかった。
これまで歩んで来た拙い道程に手を翳して眺めやると、物事には格好な時機があることがなんとなくわかります。いまこそ手を打たねばならぬ、そのときを逸すれば、あとは衰退あるのみという……。おか、いまだよ~。決断を促してくれる動物的勘に支えられての今日であることに思い至ります。空の愛犬くん、ありがとうね。(^.^)
🥏🪁 🥏🪁 🥏🪁 🥏🪁
※なんでしょうか、朝晩が涼しくなって来たら、急に街の人出が増えたような感じがしています。朝カフェの開店待ちの人数しかり、美味しいラーメン店の行列しかり。そういえば、この時期、枕を買い替えるひとも増えるのだとか。ひとの感じたり考えたりすることは同じなんだなと思うと、可笑しくなったり愛しくなったりします。
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