第460話 違和感 🪢



 クラシックの音楽番組を観ているとき、ちょっと、いえ、かなりの違和感を覚えるのは旧態依然とした権威主義。なんなんでしょうか、登場する指揮者や演奏家に必ずステータスとか一流のとか世界最高峰とかの仰々しい冠をつけたがる方向性は……。業界の当たり前かもしれませんが、一般社会のフラット感とかなり齟齬があります。


 正直、ああいうひとたちとは親せきになりたくないなあ、四六時中の緊張で健康を損なうかもね~と感じています。そもそも音楽ってそんなに偉かったかしら? ごく一部の限られたひとたちのものでしたっけ? 十人十色の演者や聴衆それぞれの耳を響き合わせるのが音の芸術ではなかった? 偏った番組制作に苦言を呈したいです。




           🎻🦗  🎻🦗  🎻🦗  🎻🦗




※ローカル番組の担当に感じのいい方がいらっしゃいます。この春の異動で来られたミドル世代の男性ですが、ありがちな転勤族の、腰の据わらなさを少しもうかがわせない誠実な人柄が好もしく、せっかくのご縁を大切にと考えている様子がひしひしと伝わって来ます。こういう方はどの地方局へ行っても大切にされるんだろうな~と。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る