第459話 粋 😉



 なによりも粋を尊んだ先人たちは、実際の寒暖よりも暦の季節に合わせた暮らしを第一義とし、衣食住のすべてにおいて季節を先取りし、遅れをとることを恥とした。まして俳句においてをや。八月に入ってだらだら夏の句を詠むなど不粋の極み……。俳句の関連書でそんな記述に遭遇し、正直、ほっとしたヨウコさんです。(*^。^*)


 ほかの俳人諸賢もそうだっただろうと拝察されますが、四十度近い猛暑で秋の季語を披歴するたびに揶揄or不興めいたお声をいただくので「お気持ちはわかりますが、何周も遅れて参加した老新人ごときにそう言われても……」一種、脅迫めいた思いに駆られていました。そして、俳句が生き延びて来た理由も奈辺にあろうかと改めて。




          🌞☔  🌞☔  🌞☔  🌞☔




※初学のころ前回と同じ句を投句された先輩を不思議に思いましたが、いまになるとよく分かります。ヨウコさんの場合、カクヨムさん・句会・結社への投句(二十句すべて類想なしは無理なので一部の句に限って)を何度も入れ替えているうちにわけが分からなくなることが頻々とあるので。お見苦しかったらごめんなさい。m(__)m




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