第447話 ぼらの話 🐟



 秋の季語に「ぼら」「鰡飛ぶ」があります。漢字がむずかしいので、これまでは敬遠していましたが、歳時記を読み直すと「とどのつまり」に象徴される出世魚だとわかりましたので、めでたさに惹かれて使ってみました。九月もまだ真夏並みに暑いとか言っているうちに暦は粛々と進み再来月はもう冬。気を引き締め直してまいります。


 Wikipediaから――ブリやクロダイ、スズキなどと同様に、大きくなるにつれ呼び名が変わる出世魚。関東:オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド 関西:ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドなど。トドは「これ以上大きくならない」ことから「行きつくところ」を意味する「とどのつまり」の語源となったそう。




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※いま目標にしているのは姿のいい俳句。一読、すらりと、どこにも淀みや詰まりがない流れるような十七文字。関連書籍を読み漁った結果、いまのところそのあたりに落ち着きそうな感じです。たかが十七文字、されど十七文字。極端に制限のある文字世界をいかに自由闊達に使いこなすかは詠み手の度量次第ということに。(^_-)-☆




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