前のエピソード――第421話　ご安全に　💡

　十二年間使用した洗濯機の脱水が出来なくなったとき、まずは排水の具合を疑ってみるべきでしたが、一般的な家電の寿命をはるかに超えているという先入観があったので、いよいよ買い替えかと観念したのが間違いのもとでした、あとから思えば。で、一人用の小型を初めてネット注文したのです、レビューがよさそうだったので。

　ところが届けられてびっくり!!　やはり脱水が機能してくれません。発注先の出先機関から派遣されたのは運送会社の社員、ほとんどヨウコさんと同程度の知識しかなくて、初期不良として商品を撤収して持ち帰りました。仕方なく近所の家電店で注文し直したのですが、今度は専門のスタッフさんに排水管の不備を指摘されたのです。

　専門業者に見ていただくと、配水管の内部が詰まっているわけではなく、トラップという小さな器具の向きがなにかの加減で変わっていただけと判明。上記二業者さんに揃って丸ごと一軒分の排水管高圧洗浄（約四万円）を勧められましたが保留にしておいてよかったです。それやこれやで猛暑の三日間が鬱陶しい家籠りとなりました。

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　例によって（笑）話が飛びますが、無知は罪なりとつくづく思う今日この頃です。真実を知ろうと思えばいくらでも手段があり過ぎるこの時代において、自分の嗜好で偏向した不正確な情報に基づく文章を発信する（たとえば明らかな巨悪の不当な正当化など）ことは、わたしたちみんなの負の近未来構築に荷担することになるのだと。

　その無邪気な発信者が若い世代だったりするとさらに残念無念なのです。そう遠くないうちにいなくなるわたしたち世代はどうでもいいのですが（笑）当該の自分たち＆次世代の将来をそんなに易々と手放してしまっていいのかな。隙あらばと手ぐすね引いている恣意的勢力に、どうかわたしの大切なひとたちの未来まで渡さないでね。

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