第421話 ご安全に 💡
これから三十余年もかかる福島第一原発の廃炉作業のルポを拝観したヨウコさん、わたしも虫がいいよね~と。m(__)m 「ご安全に」と労り合いながらの一刻一刻が放射線量との闘い。分厚い防護服で百余トンの巨大な覆いの取付作業に奮闘するひとたちの苛烈きわまりない労働の前に、働き方改革なんてヤワ過ぎて申し訳ない……。
東日本大震災でのメルトダウン事故の直後は生命の危機に怯え、無駄な電力は使うまいと生活の隅々まで神経を張り詰めていたのに、いつの間にか緊張が弛み、猛暑の昨今は四六時中のエアコンのつけっ放しにも良心の呵責を覚えなくなっていました。こんなちゃらちゃらした暮らしをつづけていたら、そのうちに罰が当たるよね~。
同時に、金権喧騒五輪のおかげで俳句のモチベーションがあがらないと嘆いていたことも反省。自然災害や人的災害(しつこいですが五輪を含む(^-^;)と隣り合わせとはいえ、いまのところ平穏を確保できているのは、お調子者ぞろいのマスメディアがめったに取り上げない地道な社会の担い手のおかげであること、肝に命じました。
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ちなみに、どこもかしこも鳴りを潜めている街に震災後わずかな期間でまっさきに煌々たる照明をつけたのは、顧客や保険会社へのあざとい不正&神をも畏れぬ除草剤の散布で街路樹を枯らせた某中古車販売会社でした。あのとき感じた違和感が誤りでなかったこと、いまは夏草が生い茂る街路樹あとを目にするたび苦く思い出します。
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