第424話 博愛 🦖



「そんなこと言っていいんですかね~、みんな同じ生き物でしょう?」のっぺりした顔でしれっとそんなことをいうひと、顔で笑って心で軽蔑します(笑)。 なんなの、超エゴイストが、へんなところで博愛をひけらかさないでくれる? それにしても、ものを知らないんだね~、もっと勉強してから、ひとさま向きの記事を書いたら?


 これは単なる個人の好悪の問題じゃないの。よくある☆にせよ、◇にせよ、または別のなにかにせよ、太古の狩猟時代に危険な目に遭わされた記憶がいまに引き継がれているんで理屈じゃないんだよ。なのに、さもこちらが狭量みたいな言い方をして、平気でその手の季語を使うorむしろイロモノとしての効果を狙うって最低だよね。



      ⛰️



 大の動物好きなのに、目の端をよぎっただけで「ギャー!!」大絶叫して五十センチも跳びあがる(本当です(笑))種がいます。情けなく思っているとき進化論の本で前掲の記述に出会い、そうだったのかとおおいに納得しました。以来、それは苦手と言うひとがいる季語は使わないようにしていますが、使われることはたびたび……。


 ジャーナリストの知り合いが少なくないのは仕事時代からの縁ですが、オピニオンリーダーの誇りがおしなべて高い彼らの人格が高潔かといえば、決してそんなことはなく(笑)、かえって保守&偏見に凝り固まっていたりします。某全国紙の支局長氏などいい例で、客(ヨウコさん)の目の前で元芸妓の妻に靴下を履かせていました。



      🏞️



 一冊目を出版したばかり、現在二冊目を編集中なのに、もう三冊目のエッセイ集の自費出版を決めたと連絡して来てヨウコさんを驚かせたり嘆かせたりしている某氏も元新聞記者で。自己愛の象徴みたいでこちらの頬が赤くなるその行為と、現役時代にさかんに書いていた社会性の強い記事とのあまりのギャップ、目も当てられません。


 しかも、だらだら長いメールに「ヨウコさんのように忙しくしているひとはいいでしょうけど、自分はほかに楽しみもなく老いる一方だから」とあります。はい~?! いつかも俳句を勧めたら「自分は散文タイプなので」それならネット小説はどう?「自分はあくまで紙派だから」いちいち拒んでおきながら、なんなのよ、いまさら!!


 計六百余万円をたかが個人の自己満足ごときに? ちらとでも社会貢献を考えないの? 「全国の書店に並びます」(僅少部数でどうやって?)業者のキャッチを口移しで唱えつつ友人知人に押しつけ贈呈にまわるんだろうね、またしても。何十年も社会や人のなにを見て来たの? いまは自分と家族だけが大事らしいその目で。"(-""-)"



      🏢



 この際だから、もうひとつ。現役時代、リベラルを装うペンでじつは国会議事堂に棲息する斜め帽子の古狸の代弁めいた上から目線の論説を展開し、社会でも家庭でも弱い立場の後進女性たちをどれほど深く傷つけ苦しめて来たか、わかってんのっ?! いまこの時代に、古めかしい女性観を改めないこと自体がアウトだしね。('_')




          🦤🦚  🦤🦚  🦤🦚  🦤🦚




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