　いまはこんなですけど（笑）もともとは巌のような少女だったので、やたら押せ押せモードで来る体育会系が苦手なんですよね、ほんとうは……。ある芸能ニュースを見たヨウコさんは直感しました、魔の十七日間、自分を苦悶に押しやった元凶は、ひとはみな自分同様に体力気力に満ちているという、太い棒のような勘違いにあると。

　まさにそれこそあの世界の常識であること、四半世紀にわたるスポーツジム通いで熟知していたはずなのに、徒手空拳のフリーランスの身になって、無防備にうっかりしているスキを思いきり正拳で突かれました。押忍と来られて押忍と返せるほど元気ではないので、マスメディア＆視聴者の巨大マジョリティに攻められっぱなし……。

　早くも四年後が取り沙汰されているようですが、果たして堪え凌げるでしょうか、再びの怒涛の喧騒……。強いストレスから解放された揺りもどしが来ているらしく、今日はメンタルが底まで落ち込んでいます。資金・権力・威圧の大きな力をもつひとたち、サイレントな少数派の命を縮めるようなこと、どうかなさらないでください。

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　※いつもは控えている拙句の解説を少しばかり。本日アップの連作の掲句「八月やわたしはあとでいいのです」はそんな風潮に、やれやれな思いを籠めたつもりです。この美しい水の星に住まわせていただいている大多数が自分が自分が自国が自国がと競い合い「どうぞお先に」という謙譲は置き忘れられている……情けない限りです。