第415話 ソウル 🖊️



 カフェの隣席で無邪気な「うっまあ~!!」を連発しているカップルに「それはそれでいいんだけどね~」ヨウコさんはつぶやくのです。日本史開闢以来(?)の酷暑にめげず一所懸命に働きやっと手に入れた夏休み、大いに満喫してください。でもね、その若々しい視線を負の遺産にもちらと向けてくれたらうれしいかな~、オバサン。


 こういうものを書いても気に留めてくれるひとはごく少数で、大方は完全スルーか見向きもしないかの二択を承知で痕跡を追いつづけて来たのは、戦争を知らない第一次世代から第二&第三次世代にやわらかなソウルをつなぐ橋渡しを標榜してのこと。そのあたりをわかってくれて、つぎなる語り部になってくれたらなおうれしいかも。




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