当地はしらけムード、住民は早くから首都を脱出。独裁者大統領は国民に突き付けられた民主主義の結論をいまだ無視したままひとりクーデター中。盛り上げたいのは利益を得られる方々と職業上否応なく盛り上げさせられている方々でしょうか。アスリートが互いにリスペクトを持って競技に挑むことはマウントを取るのとは別だと考えますが、その純粋な姿勢も国威昂揚に使われるなら選手を蔑ろにしているのと変わりません。思考回路凍結マシーンのテレビにどう向き合うかは個人にかかっているかと思います。
作者からの返信
柊圭介さん、せっかくの御地のご足労に水を差してすみません。m(__)m
そうですか、本家本元がそんな感じなのに、日本のテレビは各局うるさいのなんのって……周囲のひとたちも律義にライブを観て寝不足のようですし、右へ倣えと言われれば抵抗なく右に倣う国民性が恐ろしいです。
過去作にたくさんの星を賜りましてありがとうございます。
赤木ファイルのことはすっかり忘れられていますが、あれこそ現代史最大の汚点だとわたしは思っています。兵庫県知事をめぐる一連の見苦しい事態にしても、ハラスメントだらけの上司のツケを部下が死をもって支払うのが慣習とは、まことにもって情けない国です。
「そもそも、ひととひとが競い合うこと自体が性に合わないのです。なにゆえそんなに勝ち負けを決めたいのか、つまりはいうところのマウントを取りたいのか、その気持ちがわからないので~」の部分に強く共感します。この感性は、人があたりまえの平和を希求するうえで最低限持ち合わせるべきものだと言いたいです。
もと保育士の知人は、かけっこをやっても遅れる友達を待ったり、一緒に手をつないでゴールしたりする幼子たちが、「成長」するにつれ「競い合う」ことを覚えていき、「遅い」子を顧みずいかに自分が他よりも先にゴールインするか、というように変わっていくことが切なく悲しい、と言っていました。
「勝つ/負ける」「美しい・かっこいい/醜い・ださい」の類の価値観は、スポーツやコスプレなどいわば「同好の士」どうしの小さなコミュニティの中でのみ共有される価値観にとどまらなければならないものだと思います。それが壊れた原発の放射能のように外部にダダ漏れするから、おかしなことになるのだと感じるのです。
オリパラや高校野球などビッグスポーツイベントは「3S政策」の恰好のツールです。事実、この国の多くの人々は、赤木さんの犠牲や放置されたままの地震・水害被災地や貧困問題など「クライ」部分に目を向けることは皆無に近い状況です。これが誰にとって好都合なのか、問題の本質はここに尽きると思います。
阿波のたぬぽんどもは、今年も高校球児に化けて甲子園を目指しては人間様をからかうのに大忙しのようです🐾
作者からの返信
野栗さん、貴最新作の阿片にさすがと朝から拍手を贈らせていただきました。
そうですか、阿波のたぬぽんさまたちのご活躍をご祈念申し上げます。(笑)
カーテンを閉めきって海底のような部屋で趣味の編みぐるみをつくっていますと、どうしても音が欲しくなり、テレビorラジオをつけますが、本当にもう朝から晩まで下品な大絶叫ばかりで、頭も心もおかしくなりそうです。
昨日はフェンシングの女子が初のメダルとかって騒いでいましたが、乗馬とともにお金のかかる競技と認識しております。その直前には夏休みで給食がなくなったひとり親家庭の子の多くが一日二食と報じていた、その口で(そういう仕事とはいえ)よく言えるものだと、なんとも言えない気持ちになりました。
かつて番審をつとめていたころ、地方局の同年輩の役員氏に「五輪だの高校野球だの、あなたたちの飯のタネにわたしたちまで巻きこまないでよ」と言ったことがありますが、ずっと根に持たれて「このひとはきらいなものには見向きもしないんだから」とことあるごとに言われました。(^^;