第379話 煮凝り 🐟
読み物とかドラマとか、それに、いささかおこがましいですが拙稿で取り上げさせていただいた先人の清冽な軌跡とか、いろいろな場面がいく重にも錯綜して、今日は朝からなんだか涙もろいのです。ひとの数だけ人生があり、その様相は全部ちがっていて当たり前ではありますけれど、いろいろあった結果としてのいまの自分は……。
煮凝りに潜んでいた鋭い小骨のように胸に突き刺さっているのは「人生につきものの、のっぴきならない事情に直面したとき、だれかに全力で守ってもらうこと適わず、心身とも深く傷ついたまま現在に至っている自分という人間は、他者をその気にさせるなにかを生来備えていない個体なんだね」という冷酷な事実らしきもの……。
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