第305話 好奇心&ユーモア 🥳



 後世に愛される文芸には巧まざるユーモアがあり、その源になっているのは、作者生来と思われる万物への好奇心……そんな対談を拝読して、さすがと敬服しました。


 夭逝の天才・正岡子規も、作品世界でわが身の不運を笑い飛ばしましたが、長寿に恵まれた作家が“老成”したりすると、悟った風の(笑)ツマラナイ方向に傾きがち。


 苦悶と同行二人が宿命の人生を面白く歩むためのカンフル剤の好奇心&ユーモア。残念ながら口伝はならず、だれもがみな、一からあがきながら習得するのですよね。




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